ハーレクイン・シリーズ
両親を亡くし、砂漠の国ジャザールに住む叔父に引き取られたゾーイは、因習に縛られた国で奴隷のようにこき使われて暮らしながらも、故郷に帰って医療を学ぶ夢をひそかにはぐくんでいた。そこへ突然、シーク・ナディールとの政略結婚話が持ちあがった。彼は野獣と呼ばれる残忍な男で、最初の花嫁を初夜に突き返したという。すべては支度金に目が眩んだ叔父の企みだとゾーイにはわかっていたが、儀式の隙をついて国外脱出する可能性にかけるしか、彼女に道はなかった。迎えた結婚式当日、ナディールに初めて対面したゾーイは衝撃を受けた。苛烈さの中にも人を引きこむ魅力を持った彼に、ひと目で惹かれたのだ。夢を忘れてはだめ! ゾーイは揺らぐ心をきつく戒めた。
※こちらの電子書籍版の表紙は紙書籍版と表紙が異なります。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年01月05日
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- 著者
- スザンナ・カー
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- 訳者
- 柴田礼子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12924-6
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- 書籍番号
- R-2924
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モニター
はじめて読んだハーレクイン。「生け贄の花嫁」というタイトルに「いったいどんな内容なの!?」と一瞬戸惑いましたが、読み始めたら一気でした。強い意志を持った二人の主人公がとても魅力的で、官能的な描写は二人の距離感の変化が伝わってきて、ときめきながら読むことができました。読後感がとても良く、大満足です。7月の第2弾が待ち遠しいです!
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モニター
彼との信頼関係が築かれていくにつれて、幼いころからの夢と、愛のはざまで揺れる気持ちは、多くの女性が共感できる部分が多いのではないかと思います。じゃあ、自分だったら…と考えながら読み進めるのも楽しみなのではないかと思います。
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モニター
ハーレクイン・シリーズを人生で初めて手にしました。表紙からして大人の恋愛なのかなと連想しました。序盤から引き込まれて一気に読んでしまいました。ゾーイとナディールの気持ちの駆け引きにハラハラさせられ、気持ちのすれ違いにもどかしさを感じ、いつのまにかナディールに愛されているゾーイが羨ましくなり、嫉妬のような気持ちになってしまいました。
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モニター
初めてロマンス小説を手にしたのが、こちらの作品でした。お互い別の目的があるのを隠して結婚をすることに。ナディールに自分がバージンと分からないように、演じるつもりが、自分の欲望を抑えられず、少しずつ歩み寄るシーンがドキドキしました。ナディールに少しずつ心惹かれていくゾーイ。ナディールも初めはある目的のために結婚することにしたのに、ゾーイに夢中になっていくところが面白い。
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モニター
冒頭のどきどきわくわくする展開に、一気に物語の中に引き込まれてしまいました。ゾーイとナディールの関係を読み進めるうちに、忘れていた愛とか信頼とかを思い出させてもらいました。
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モニター
“野獣”のシークという設定、ちょっと苦手かも…と思いながら読みはじめました。でも、さすがシーク! 品があって、情熱的で素敵でした。それぞれの想いが交錯して惹かれあって、とってもロマンチックでした。会った事もない人とその日に結婚。二人がどんな風に結ばれるか、最後までドキドキの展開です。最初からず~っと官能的なストーリー。でも、下品じゃない。7月の第2弾も絶対読みます。ほんと良かった!
10歳から熱心なロマンス小説読者だったが、家では禁じられていたため、図書館や双子の姉がこっそり隠し持っているものを読んでいたという。大学卒業後、本格的にロマンス小説を書き始めた。現在、太平洋岸北西地区に家族と暮らす。