ハーレクイン・シリーズ
鏡の中の花嫁
愛を運ぶ絵 Ⅰ
彼はわたしの初恋の相手だった。でも、その当時彼が情事を重ねた相手は……。
「彼に手紙を書くのよ」青い瞳の女性が言った。オリビアははっと目を覚ました。今夢に見た女性は誰だろう?でも、女性の言葉どおり、とにかくドレイクに手紙を出してみよう。詳しいことは書かず、ただ耳に入れたい話があるとだけ書いて。ドレイク・アランデルはオリビアの初恋の相手だった。F1ドライバーから出発した彼は、今やホテルチェーンのオーナーだ。彼に頼るのはいやだったが、六歳になるサイモンは難聴が進行していて、貧しいオリビアには、ほかに手術代を工面する方法が思いつかない。手紙を受け取り、彼女のもとを訪れたドレイクに、オリビアは「サイモンはあなたの息子よ」と言い放つ。その言葉を一笑に付したドレイクに、オリビアはたたみかけた。「わたしの子じゃないわ。母の子よ。そして、父親はあなたなのよ!」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 1998年10月20日
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- 著者
- ロビン・ドナルド
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- 訳者
- 有沢瞳子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-1425-7
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- 書籍番号
- R-1425
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- ミニシリーズ
- 愛を運ぶ絵
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