ハーレクイン・シリーズ
ひとりぼっちの狼
亡き姉の忘れ形見の幼い姪、実の父親はまだこの子を知らない。
やり手のビジネスマンで美術収集家のジムは、ある個展で刺激的な美女を見かけ、心をそそられた。画廊主によると、彼女はジムと会うことになっていると言って、招待状がなければ入れないこの個展会場に入ったのだという。知らない女だ。金目当てで近づこうというのか?ジムは嫌悪感を覚えながらも、強い好奇心に駆られた。一方、ベスはジムが自分に気づいてくれないことに傷ついていた。いつか迎えに来るという彼の言葉を信じて別れたきり、十五年の月日が流れた。音信不通の理由をどうしても知りたい。すると彼が声をかけてきた。「僕と親密な関係になりたいのかい?」気づいてもらえないうえに、安っぽい女だと思われたなんて……。ベスは決心した。今夜のうちに、私が失ったものを埋め合わせよう。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 1998年11月05日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 竹中町子
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4191-2
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- 書籍番号
- I-1191
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