ハーレクイン・シリーズ
白い夜に抱かれて
「今夜はイヴと呼んで」「そう。では、ぼくはアダムだ」
ビール会社で秘書として働くエラリーは、新しく赴任してきた上司、ジェームズに密かな思いを寄せていた。だがある日、彼女はそのジェームズに身に覚えのない疑いをかけられる。彼の屈辱的な言葉に、エラリーは追われるように会社を辞めた――恋人のいる彼に恋い焦がれる私にはいい薬だったのだ、と思いながら。だが、ジェームズへの思いは薄れることはなかった。彼のそばへ戻りたいという気持が抑えられなくなったとき、その本人が現れた。疑いの晴れたエラリーに会社に戻ってほしいという。エラリーは、すぐにでも戻りたい気持と、自分を疑った彼を許せないというプライドの間で悩んでいた。そんなある日、思いがけなく二人は吹雪の中に閉じこめられてしまう。現実から切り離されたこの世界でだけでも、彼の恋人になれたら……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 1998年10月05日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 戸田早紀
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4188-2
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- 書籍番号
- I-1188
読者レビュー
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さまざまな境遇のもとで一生懸命生きている女性のロマンスを、上品に描き続けるキャサリン・ジョージ。読者の皆さんから〝大好きな作家〟の一人として根強い支持を受ける彼女の作品をお届けします。