ハーレクイン・シリーズ
馬を駆る乙女
サザーランドの獅子 Ⅴ
彼との思い出をこの身に刻みたい。今求めているのは、それだけ。
スコットランドの辺境ボーダー地方は長きにわたって略奪や殺人が横行し、無法地帯と化していた。父と二人の兄を仇敵マッカイ一族に殺され、女の身でありながらマリ一族の指揮をとるアリスンは、族長として、決死の覚悟で敵の本拠地に乗り込んだ。城を焼かれ、流浪の生活を余儀なくされた以上、危険を冒さなくてはならなかった。敵地に踏み込んだ瞬間、罠だと気づいたが、時すでに遅く、アリスンはただひとり敵方の騎士に捕らわれた。しかし、その騎士ハンター・カーマイケルは本当の敵ではなかった。いや、実はもっとも危険な敵なのかもしれない。なぜならアリスンはハンターに惹かれてしまったから――情熱のまま身を任せてしまうほどに。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2001年03月05日
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- 著者
- スザーン・バークレー
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00742-X
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- 書籍番号
- HS-107
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- ミニシリーズ
- サザーランドの獅子
読者レビュー
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氏族間で激しい抗争が繰り広げられる十四世紀スコットランドを舞台に、次世代のサザーランドたちが活躍します。