ハーレクイン・シリーズ
婚約者を見送りに行った空港で、フェイスは厳しい表情を浮かべた見知らぬ男性に“ミリー”と呼びかけられる。人違いだと言っても彼はあきらめず、あまりのしつこさにフェイスは逃げるように立ち去った。だが数日後、彼が再び現れ、写真を突きつけて告げた。「ぼくはきみを3年間、捜していたんだ」そこに写っていたのは半裸の彼女で……。
クリスマスが近づいたある日、村一番の屋敷に新しい主がやってきたと聞き、獣医のドーンは喜んだ。これで、恵まれない子供たちのためのパーティーが今年も屋敷で開けるわ。ところが、新しい主は願いをはねつけたらしい。あきらめきれず、屋敷に乗り込んだドーンがそこで見たのは、かつて愛を捧げた彼女を冷酷に捨てた、富豪の姿だった。
ローズはロンドンから遠く離れたいとこの城で、温かなクリスマスを迎えようとしていた。彼女がある貴族の情婦だったという根も葉もない噂も田舎の社交界では知られていないはずだ。そう思って安心していたローズの前に、以前、侮蔑の言葉を投げつけてきたサー・マイルズが招待客として現れた。彼はわたしの過去を暴くつもりだろうか?
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- 頁数
- 392頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年12月05日
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- 定価
- 1,016円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年11月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-79410-9
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- 書籍番号
- XVB-10
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モニター
三作入った、とてもボリュームのある本です。その中でもわたしは『過去をなくした天使』がとても好きでした。ヒロインの正体がわからなくて、まるでミステリーのようなハラハラ感あり、少し強引なヒーローとの甘い展開もあり、結末が早く知りたくて、すいすい読めました。
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モニター
3つの聖夜の物語、ドキドキしながら読みました。 次は、しずかな雪の夜にでも、ゆっくり読んで味わいたいです。
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モニター
『過去をなくした天使』はヒーローの勘違いにヒロインがふりまわされるところがリン・グレアムらしくて、腹立たしいのに愛おしい感じです。もっとヒーローが反省すればいいのにと思ってしまいます。『サンタクロースにキスを』は相手を思っての行動が誤解を呼び、何年も引き裂かれた2人をクリスマスがつなげますが感動です。
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モニター
極上のクリスマスストーリーが3編入ってます。一番印象に残ったのは『過去をなくした天使』。資産家のジャンニがやっとの思いで見つけだした恋人は、事故のせいで記憶を失っていた。彼のことがわからないフェイス。混乱しながらも、体は彼のことを忘れていないところが切なくてドキドキしました。二人の関係はどうなるのか。最後まで一気に読めました。
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モニター
ボリューム満点! 読み応えのあるアンソロジーでした。王道のリン・グレアム♪ヒーローがたまりませんでした! 普段読まないポーラ・マーシャル♪ ヒストリカルもなかなか良いじゃんと思わせてくれます! 新ジャンルの開拓!! アンソロジー万歳ですね~
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。
イギリスはレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。勤め先の資料図書館で同じ司書の夫と出会い、結婚。3人目の子が学校に入ったのをきっかけに英語の臨時講師として働きはじめる。その後再び大学で歴史を学び、学士号を取得した。そこで得た知識を歴史ロマンスの執筆に役立てている。