ハーレクイン・シリーズ
砂漠の国の王妃となった異母姉に代理母になってほしいと言われ、クロエは国王夫妻の子、アデンをひそかに出産した。だがその直後に夫妻が事故死し、事情を知る者がいなくなる。貧しい学生のクロエに子どもを育てる余裕はない。途方にくれながらも、必死に赤ん坊の世話をしているところへ、代理母の契約書を発見したという、亡き王の弟サイードが現れた。「契約どおり、子どもは我が国に属する」彼が宣言すると、アデンの身を案じたクロエは必死にすがった。それならば自分も一緒に砂漠の国へ行かせてほしい、と。「論外だ」そう冷徹に言い捨て、サイードは赤ん坊のいる部屋へ向かった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年12月20日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年12月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12922-2
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- 書籍番号
- R-2922
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モニター
感情のない、冷たい人間に育てあげられてしまったてサイード。そのサイードがクロエに出会ったことで徐々に人間らしく変わっていく様子がすごくいいです。彼のことを知るにつれて、段々応援している自分がいました。こんなに身近に感じたシークは初めてでした。
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モニター
出会ったばかりの二人は、なかなか打ち解けることができなかったのがもどかしかったです。その二人がどのようにして本当の夫婦として暮らしていくのか、その道程が読みどころですね。
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モニター
主人公クロエの貧しい生活の中でみえた一条の光。その中で幸せになれるのか?とドキドキしながら読みました。最後までスラスラ読めてしまう一冊です。
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モニター
代理出産をした無垢なヒロインと、戦士として育てられたヒーローが繰り広げるラブストーリー。シーク、契約結婚ものが好きな人にぴったり。大胆なヒロインなのに、実は人間不信。かたや砂漠の戦士として国のために生きるよう育てられた不器用なヒーロー、という設定が面白いです。お互い惹かれ合っているのに、相手を好きになるのが怖くて素直になれない過去の理由がとても悲しいです。
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モニター
砂漠の国で繰り広げられる権力争いとその先のロマンス。読者を遠い国の壮大な物語へと誘ってくれます。著者はデビュー前からのロマンス読者であるのも魅力的です♪
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モニター
赤ん坊を巡っての対立からの互いの心情の変化。ヒロインとシークの恋愛への発展から目が離せません。最後までハラハラ、ドキドキしっぱなしでした。
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モニター
子供を取られまいとするクロエ、国の為なら手段を選ばないシーク。激しくぶつかる中、お互いの過去を知る事となり、やがて思わぬ展開へ向かっていく辺りは夢中で読みました。やがてクロエの慈悲深い想いが閉ざされたシークの心を解いて行き.....読み終わった後、温かくなるものを感じました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。