ハーレクイン・シリーズ

最後の騎士と男装の麗人
すべてをあきらめた騎士には、愛の言葉を口にできない事情があった。
ディ・バラ家の末息子ニコラスは、あてのない旅の途中、ひょんなことから行方知れずの兄を捜すエメリーという少年に出会った。まだ若く心細そうなエメリーに力を貸してほしいと頼まれ、誇り高き騎士であるニコラスは、ともに旅をすることにする。ところが繊細な顔立ちのエメリーをつい目で追ってしまい、自分の感情に戸惑っていたある日、驚愕の事実が明らかになる。エメリーは少年ではなく、男装した美しい娘だったのだ。厳罰を覚悟して怯える彼女に、ニコラスは思わず唇を重ねて言った。「きみが女性だったのが、とてもうれしい」しかし、すぐに彼は自戒した——エメリーと親密になってはいけないと。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年12月05日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33176-2
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- 書籍番号
- PHS-76
日本では『狼を愛した姫君』(HS-14)でデビュー以来、絶大な人気を誇る作家。ディ・バラ家やド・レーシ家の面々を主人公に据えた中世の物語と、華やかな英国摂政期(19世紀初頭)の物語を描き分ける。冒険とユーモア、謎とロマンスに満ちた彼女の作品は26カ国で出版され、世界中の女性に愛されている。