ハーレクイン・シリーズ
婚約披露パーティを明日に控えた妹クレアが、書きおきを残し失踪した――突然の事態に、ダーシィはうろたえる両親をどうにかなだめていた。妹の相手は、多額の借金に苦しむ父から屋敷を買いとったイタリア伯爵。愛する屋敷が一族の手から離れぬよう、父が取りなした縁談だった。パーティの間だけ妹のふりをしてくれ……両親の必死の頼みを断りきれず、ダーシィはクレアになりすまし、伯爵ロレンツォを迎える。悠然として傲慢なロレンツォは、ダーシィの素性を疑うそぶりも見せず、キスを迫り、ダンスに誘い、あげく結婚式の“リハーサル”まで強行した。だがその直後、彼がほほえみながら告げた言葉にダーシィは凍りついた。「これで僕たちは法律的にれっきとした夫婦になったんだ、ダーシィ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年12月20日
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- 著者
- メアリー・ライアンズ
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年12月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42037-4
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- 書籍番号
- PB-137 (初版I-262)
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モニター
強引で傲慢なヒーローVS無垢で奥手なヒロイン! これぞハーレクインという醍醐味を味わえる作品でした。原作が書かれたのが約30年前なのに古さを感じることもなく、最後までぐいぐい引き込まれるように楽しめました。
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モニター
もう最初から最後まで、ツボにハマりっぱなしでした。父親の借金や、返済してくれた大富豪との結婚。ここまではハーレクインのテッパンですが、その前後がもつれ合い、絡まりあい…。でも、ヒーローのヒロインへの愛情がそこかしこに散りばめられていて、もう、メロメロになりながら、家事もそっちのけで、一気に読んじゃいました。押し!の一冊です。
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モニター
身代わりの花嫁、こんな物語の好きな私はとても楽しみながら、一気に読んでしまいました。好きだからこそ結婚したヒーローと不安な花嫁がよく描けている、お勧めの一冊です。33年近くハーレクインの愛読者ですが、まさにハーレクインって本です。
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モニター
王子様キャラといえないことはないワイルドなイケメンタイプのロレンツォ。ダーシィは戸惑いながら彼の魅力に徐々にとりこになっていくところが魅力的だった。
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モニター
終わり間近まで、ロレンツォの真意が掴めませんでした。だから、読者の私もダーシィと同じように戸惑い、また不安を感じながらドキドキして読んでいました。素敵な男性に惹かれながらも、信用しきれない…切ない恋心を味わえました。ダーシィを愛するようになったきっかけを、もう少し知りたかったかな。でも、夢中で読めた一冊でした。
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モニター
この本は「ダーシィとロレンツォの純粋過ぎる恋物語」。お互いの気持ちが通じ合うまでに読み手側の私は二人の関係が気になって仕方が無かった。読み終えて、本を閉じた時の「幸福感」は今も継続中です。ぜひ、実際に『もつれた糸』を読んで、二人の深い愛情を実感して欲しいです。
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モニター
よくある脅迫結婚ものだと思いながら読み進めていきましたが、それほどヒーローが悪い人のようにも描かれておらず、どういう結末になるのかと期待しながら読みました。気持ちのよい読後感でした。
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モニター
うちの娘も二人姉妹です。小さい頃は妹はお姉ちゃんに付録のようにくっついて遊んでいましたが、大きくなるとお姉ちゃんがライバルで頑張ってました。それぐらい姉妹の結びつきは強いですよね。妹がかわいいですものね。それから自分のルーツも気になりますよね。家族、親族、姉妹、夫婦とは? を考えさせられました。深いと思いました。
カナダのトロント生まれで、6歳からイギリスで暮らす。ラジオのアナウンサーや本の批評家として活躍。激動の中東で暮らした経験も持つ。結婚して4人の子供の母となる。