ハーレクイン・シリーズ
ブリーは有名写真家ジャクソンの秘書をつとめている。彼のオフィス兼住居の地下室に住んでいるものの、ボスとはあくまでも雇い主と秘書のクールな関係だ。ところが、ある夜、ブリーが外出先から帰宅すると、ジャクソンがいきなり熱いキスを浴びせてきて……。
5年前、この町から不意に去っていった初恋の人――ジャン・ジャック!突然目の前に現れた男性を見て、ニコルの心は震えた。だが、やっと再会できたというのに、彼の黒い瞳は陰り、昔のような優しさがない。あまりの変貌に、ニコルは戸惑うばかりだった。
ルーシーはアラクルの有力一族の長、ラフィと恋に落ちて身ごもり、彼の祖国に嫁いできた。不幸にも夫の留守中に流産し、悲報を伝えようとしたが、連絡がつかない。クリスマス前にやっと会えたとき、彼女は罵られた。「君は玉の輿狙いで妊娠も流産も嘘だ!」
チェプストウ子爵は憂鬱だった。よりによって、ミス・ハニーサックル・ミラーが家庭教師として働く屋敷に招待されるとは……。妹の親友ながら、地味でひどく堅苦しい彼女が苦手だったのだ。しかし久しぶりに会ってみると、子爵は彼女の秘かな魅力に気づいた。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年11月05日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年10月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80831-8
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- 書籍番号
- X-31
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モニター
いろんな障害やすれ違いがあったとしても、自分の本当の思いを打ち明ければ必ずや愛する人はわかってくれるはず! 四つのクリスマスの物語を通して温かい気持ちになれると思います。
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モニター
『ボスに恋した秘書』では理性的なブリーが冷静さを失うシーンにドキドキ。『ガラスの丘のプリンセス』の、立場にがんじがらめにされ素直になれないヒーローに対して、情熱的で明るいヒロインが対照的でした。『疑われた花嫁』では身分違いの恋に翻弄されるヒロインが夫の誤解を懸命に解こうとする姿が素敵。『子爵の贈り物』では薄幸のヒロイン、ハニーサックルの健気さが魅力的。子爵の想いが徐々に伝わる様子に、幸せになってほしい!と応援したくなりました。どの物語もクリスマスにぴったりのロマンスです。
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モニター
この1冊で4編の素敵なお話が読めるなんて、とても贅沢だと思いました。すれ違い、傷ついたがために頑なになってしまった心、届かない想い・・・。どのヒロインも健気で頑張り屋さんで愛おしい。思わず心の中で「頑張って!」と応援してしまいました。そんなヒロインたちにどっぷり感情移入しながら楽しむクリスマスストーリー。読書のひと時は私にとってとても幸せな時間でした。やはり愛って素晴らしいです。
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モニター
ハッピーエンドは大好きです。クリスマスも、短編も大好きです。でも、もっと長編で読みたかった。
1978年にイギリスでデビューして以来、刊行された作品は実に100冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めていくうちに徐々に主導権が登場人物へと移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。
17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会う。帰国後大学で、数多くの外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。アメリカのユタ州ソルトレーク・シティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。
ニューヨーク市近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。
イングランド生まれ。つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路は決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。