ハーレクイン・シリーズ
女医のキキは、医学シンポジウムでステファノと出会った。地中海に浮かぶ島国アスペリクス大公国のプリンスであり、優秀な外科医でもあるステファノの魅力に心を奪われたキキは、ともに情熱的な1週間を過ごすが、彼は突然姿を消してしまう。あろうことか妊娠が判明し、ひとりで育てようと決意した矢先、キキはさらなる悲劇に襲われる。なんと、流産してしまったのだ。すべてを忘れるため、豪華客船の船医として働き始めた彼女は、まさかステファノが同じ船に乗船してくるとは思いもしなかった。彼は悪びれもせずキキに熱い口づけを浴びせると、“アスペリクスに来て、ぼくのそばで働かないか?”と持ちかけた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年10月20日
-
- 著者
- フィオナ・マッカーサー
-
- 訳者
- 富永佐知子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年10月09日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22296-1
-
- 書籍番号
- I-2296
-
モニター
イマージュの作品にしては、珍しい過去を抱えたヒロインのキキ、そして、かつて愛したステファノはアスペリクス公国のプリンスで、華やかなロマンスストーリーです。しかしキキの心の苦しみがとても切なく、ステファノと再会して彼を拒む事が出来なくて、読んでいる方は、気をもみ、更には途中で涙を誘われました。キキが豪華客船の船医のため、私もクルーズに行きたくなりました♪華やかな世界観がお好きな方に特におススメです。
-
モニター
すべてを忘れるために、キキは船医として働き出したのに、ステファノに偶然再会してしまいます。その後2人にトラブルが起こるんですが・・・揺れる恋模様を最後までドキドキしながら読んでしまいました。
-
モニター
過去にとらわれた王子様を悲劇にあいながらも愛しているキキ。再度振り回されながらもつくす姿に「どうして?」と思いながら、王子様の頑固さにイライラしながら読んでました。でも最後にヒロインの気持ちに気づいてよかった。
-
モニター
悲劇のヒロインが最後の最後まで恋に迷い、その心の揺さぶりや心境と同じような気持ちになって読むことができます。幸せになってほしいと思います。
-
モニター
キキの気持ちになって読み進めていくと、憤り、ためらい、恋慕とステファノに対する複雑な感情が入り乱れました。これ以上踏み込んでは駄目だとわかっていながらも、抗えない恋。それ故に、エピローグを読んだ時は安堵の溜息が出ました。
-
モニター
若く勉強中の女医のキキと、著名な名医のステファノ。しかも、ヒーローは本物のプリンス。二人は、出会いからすぐに惹かれあい夢のような時を過ごした。けれど、運命のいたずらで、離れ離れに。そして、2度目の皮肉なチャンスを与えられた。もし、別離がなく、つらい時を過ごさなければ、2人はこんなに早く相手の立場を思いやれたかしら、ここまで晴れ晴れと愛を誓えたかしら、そう思うと、やはり試練が愛を強くするってことなんじゃないかな。幻でなく、現実の王子様だからね。
-
モニター
読み始めはヒーローのヒロインに対する態度がどうしても納得できませんでした。彼自身がいろいろと背負っていても。でも、段々と読み進んでいくうちにその考えも変わっていき、彼を応援するようになりました。二人ともとても強く優しいのです。最後に素敵な未来が待っていて本当によかったです。
オーストラリア出身の作家。助産師がヒロインのメディカルロマンスを描くことを得意とする。自身もベテランの助産師で、その20年以上のキャリアを生かしたノンフィクションも執筆しているが、小説を書く前の取材旅行が何より楽しいという。