ハーレクイン・シリーズ
1年前に家族を事故で失い、天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱えたまま、ひたすら身を粉にして働いてきた。ある嵐の日、自暴自棄になって馬を走らせた彼女は、落馬し、痛みに朦朧とする意識のなかで最期を覚悟する。そのとき、たくましい2本の腕にしっかりと抱き上げられ、見上げるとチェイス・ラファティがじっと見つめていた。まだ少女のころ、恋い焦がれていた年上の隣人、チェイス。でも今はもうどうでもいい。なぜ放っておいてくれないの? チェイスは彼女を家に連れ帰ると、仰天の申し出をした。「きみの弱りきった家業を買い上げる代わりに、僕の妻にならないか?」【ベスト作品コンテスト2013年下半期 第4位入賞作】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年10月05日
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- 著者
- スーザン・フォックス
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- 訳者
- 堺谷ますみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年09月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22293-0
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- 書籍番号
- I-2293
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モニター
愛する家族を突然事故で失う…そんな悲しみがわが身に降りかかってきたら、私にはこのヒロイン、フェイのように気丈には振る舞えないでしょう。心に傷を負っているフェイに、ずっと前から彼女を見てきた隣人チェイスが優しく近づきます。この作品には誰かを愛することに憶病になっているフェイの揺れ動く繊細な気持ちが描かれていて、読んでいて「どうかうまくいって!」と応援せずにはいられません。チェイスとの関わりの中で、フェイが少しづつ本来の姿を取り戻していき、愛情が深まる様子にドキドキします。ハラハラするシーンもあり、感動のラストへ、一気に読んでしまいました!
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モニター
読み始めはそうでもなかったのですが、読むにつれて、だんだん物語にのめり込んでいました。二人が偽りの結婚をし、愛をはぐくむに至るまでの長い道のりが感動を呼びました。ハプニングの後のハッピーエンドな結末には涙しました。
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モニター
頑ななまでに幸せになるまいとするヒロイン。読んでいて痛々しくて胸が苦しくなりました。その頑なな心を解きほぐすのはやはり愛。ヒロインの心がほぐれていく過程にハラハラドキドキしました。とても素敵なお話で大好きです。
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モニター
頑なに彼への愛情を心に閉じ込めようとするけれど、所々で、溢れ出してしまう。切なさで胸がギュッとなりました。逞しく優しい彼との結婚生活がいつまでも続きますように♪
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モニター
どんなに絶望的な時があったとしても乗り越える勇気を教えてくれた1冊でした。人を愛する事って素晴らしい!
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モニター
わりと優しい流れのお話です。ヒロインのフェイはとても傷ついている女性でヒーローの気持ちがわかるのに時間がかかりますが激しい内容ではないのでドキドキしながら読むというより秋の夜長にゆっくり読める感じです。初めての作家さんでしたがいつも自分では選択しない話のカラーですがよかったです。
揺れる乙女心を繊細な筆致で描き、長きにわたって読者の支持を集めつづけている人気作家。大の映画ファンで、とりわけロマンチックな映画は、執筆の構想を練るヒントにもなっていると語る。アイオワ州デモイン在住。