ハーレクイン・シリーズ
グローリーは、職場の上司で王族のヴィンチェンツォと激しい恋に落ち、夢のような日々を過ごした。なのに、君はつかのまの愛人にすぎないと屈辱的な言葉を投げつけられ、彼の人生から蹴りだされてしまう。想いを断ち切れぬまま6年がたったとき、一通のメールが届いた。“君の家族の罪を告発する”――送信者はなんとヴィンチェンツォだった。動揺を抑え、ヴィンチェンツォを訪ねたグローリーに彼は冷たく言った。不正を働いた家族を投獄されたくなければ交換条件をのめ、と。「1年だけ、ぼくの妻として暮らすんだ」それはつまり、妃になれということ?
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年10月20日
-
- 著者
- オリヴィア・ゲイツ
-
- 訳者
- 藤峰みちか
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年10月09日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51583-4
-
- 書籍番号
- D-1583
-
- ミニシリーズ
- 愛を拒むプリンス
-
モニター
冷たく切り捨てたグローリーと再会を果たしたヴィンチェンツォが、憎悪と憐み、そして愛情の交錯する苦悩を抱えながらも自分と彼女の心をだんだんと溶かしていく様がとても素敵です。このストーリーの魅力は、何と言ってもふたりの会話でしょう。皮肉と愛情の裏返しながらもテンポが良いので、あっという間に読み進んでしまいます。そして、ラストへ突き進むヒーローの行動力には、きっと誰もが参ってしまうでしょう。
-
モニター
最初からお互いにメロメロの相思相愛の2人。そこに酷い裏切りが発覚します。別れを決意したヒーロー。でも、自覚がなくても深く愛しているヒロインに対して、非情になり切れない。別れがあっても本当の意味での離別でなく、心が繋がったままでの別れ。悪者と思っていた、ヒロインの父と兄や唯一のヒロインの心の拠り所の母の病気や、サスペンス的な要素のある、ロマンスだけでない読み応えのある作品でした。最後のどんでん返しまで、一気に読んじゃいました。
-
モニター
寝る前に、少しだけ・・・と読み始めたらとまらない! 一気に読んでしまいました!! ヒーローの裏切られた心と愛の葛藤。ヒロインの屈辱的で納得できない別れ。お互いを愛する二人が再会。6年間の時が二人の愛をますます深め、そして、本当の裏切り者は・・・。最後まで、ハラハラドキドキでした!!!
-
モニター
最初からお互いにメロメロなのに、全く自覚がない2人。でも、ある人達の陰謀により、2人は別離を迎えます。家族思いのヒロインは自分の悲しみを隠し、家族のため、特に大好きな母のためにと一生懸命に尽くします。そんなある日、2人は再会し・・・。1つの物語に色々な思いや悲しみが交錯し、でもそこはハーレクイン。根底には必ず愛があるのです。全てが愛で繋がっている。そんな素敵な作品です。ぜひ、読んでみて下さい。
-
モニター
グローリーが恋人から残酷に捨てられてから6年後。今度は「期限付きの妻になれ」と。都合よく扱われているグローリーがとても可愛そうで、ヴィンチェンツォに怒りを感じました。しかし、読み進めるうちに、ヴィンチェンツォのグローリーに対する愛情を深く感じることが出来て、それになかなか気づけないグローリーに「早く気づいて!!」と二人を応援する自分がいました(苦笑) 印象的だった「アモーレ・ミオ(僕の愛する人)」と言うステキな言葉。そして、意外な(想像していなかった)ラストでしたが、二人のこれからの物語がとても気になり、2/20刊行の2話目にも期待!
-
モニター
愛し合っていると思っていたのに、裏切られたと知って彼女を捨てたヒーロー。愛されていると信じていたのに訳も分らず捨てられたヒロイン。6年後彼は王に結婚を命じられ、復讐目的で、彼女の父と兄の犯罪行為を盾に結婚を迫ります。と、ここまではよくある話。ところが、彼は彼女に再会し彼女を今でも愛している事に気づきます。彼女も又彼への愛を確信します。しかし、再び裏切りの証拠が。二人の愛は? そして真犯人は?
-
モニター
グローリーの誠実な生き方とヴィンチェンツォへの愛情がとてもうらまやしく感じるストーリーだった。ヴィンチェンツォはグローリーと6年ぶりに再会したところから彼女への愛情と猜疑心の葛藤がひしひしと感じられて、その部分ではせつなく感じられた。話の内容的には少し家族とのかかわりとの葛藤が私には少し重く感じられた。
-
モニター
ヒーローとヒロインの過去に何があったのか・・・?明らかになるまで、気になって一気に読み切りました。驚きの真実でしたが! 読み終わった後は、スッキリできて読んで良かったと思えた一冊でした。
カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。