ハーレクイン・シリーズ
病室のベッドの上で、シンシア・デンプシーは奇跡的に意識を取り戻した。億万長者と婚約中の、誰もが羨む幸運な女性――それが私だと言われても、何も思い出せない。頭の中は真っ白だ。婚約者のウィルに優しく呼びかけられた瞬間、体はたちまち熱く反応した。でも……彼が私を見るたび眉をひそめるのは、なぜ? 飛行機の墜落事故で記憶を失った婚約者、シンシアを連日見舞いながら、ウィルは婚約解消の話をどう切りだそうか、考えあぐねていた。彼女に浮気の証拠を突きつけ、婚約解消を宣言したのは、事故直前のこと。だが、シンシアの驚くべきこの突然の変化を……どう解釈すべきなのだ? 類いまれなる美貌とプライドの高さから“氷の女王”の異名をとる彼女が、まさか別人のように――快活で優しい女性に変わってしまうとは。【ベスト作品コンテスト2013年下半期 第10位入賞作】
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年10月05日
-
- 著者
- アンドレア・ローレンス
-
- 訳者
- 大谷真理子
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年09月24日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51581-0
-
- 書籍番号
- D-1581
-
モニター
飛行機事故から始まる衝撃のシーン。目を覚ましたシンシアは記憶を失っていた。婚約者のウィルは看病の中、本当にこれがあのシンシアなのかと思いながらも今までと違うシンシアに惹かれていく。お約束な記憶喪失ストーリーかと思いきや、まさかここにストーリーのメインが隠されていようとは! ハッピーストーリーかと単純に思っていたら大間違い。ぜひこのドキドキとびっくりとハッピーをぜひ体感してもらいたい! そう思える素敵な本です。
-
モニター
世の中にこんな、偶然が重なることなんてあるんでしょうか? でも、真実を知った時の彼の態度は許せません。記憶喪失は、シンシアのせいでもなく、彼をだましていた訳でもないのに。ストーリーの展開が面白くて、ハラハラドキドキしながら、あっという間に読み切ってしまいました。
-
モニター
『愛を忘れた氷の女王』というタイトルなので、美人だけどプライドが高く心の凍ったヒロインを想定してスタート。飛行機の墜落事故に加えて記憶喪失・・・ドラマチックな幕開けです。目覚めたとき、周りがだれも知らない人ばかりだったらどんなに心細いだろう・・・それを補って余りあるのは、億万長者の婚約者ウィル。彼は億万長者にありがちな傲慢さが前面に出てこない好感のもてるヒーロー。一気に読み切って、もう一度ウィルに会いに行きたくなりました。
-
モニター
なんて素敵なの!! 主人公のシンシアは飛行機事故に遭い、奇跡的に助かった生存者の一人。しかし大怪我をした為、記憶がなく、違和感を覚えながら婚約者ウィルと一緒に生活を始めます。ウィル自身、今まで見てきた彼女とどこか違うと感じながらもシンシアの新しい一面をみつけては、どんどん惹かれていく自分に愕然とします。後半からラストにかけては読んでいる自分自身がまるでジェットコースターに乗っているような感覚の急展開が待ち受けていてあっという間に読んでしまいました!! おすすめです!!
-
モニター
シンシアの記憶喪失の謎は読んでいくうちに想像がつきますが、それよりも自分を裏切ったシンシアを信用できないのに惹かれてしまうウィルと自分を見つけられないシンシアが寄り添い、愛し合っていく描写が素敵です。会話やデートの様子からシンシアの明るくやさしい性格、率直さが描かれ、それがウィルの心を開く鍵となり行動までも変えていく。最後に真実を知った二人がどうなっていくのか歯がゆい思いで一気に読んでしまいました。事故の悲劇があるのに最後はほっと幸せな気持ちになる本です。この作家さんの本は初めて読みましたがとても面白かったです。おススメです。
文字が読めるようになって以来、ずっと読書と物語の執筆に夢中。世界中の人たちに自作の小説を読んでもらうのが長年の夢で、ロマンス小説作家として、現代物のみならずパラノーマル作品でも数々の受賞歴を誇る。10年来の恋人とともに、シベリアンハスキー犬や猫たちに囲まれ、幸せに暮らしている。