ハーレクイン・シリーズ
ペナルティはキスで
冷静な秘書の顔の下に隠された秘密。
それを見せるのはプライドが許さない。
上司の不正行為が発覚し、当惑する秘書のジェリーの前に本社からやってきた社長クロフォード・アロースミスが現れた。クロフォードはジェリーを見るなり、鋭い口調で質問を始めた。まるで彼女も不正行為に加担していたと疑ってでもいるように。思わず怒りをあらわにしてジェリーは抗議し、彼をにらみつけた。いつもなら秘書らしい冷静な態度を保っていられるのに、このボスに見つめられると得体の知れない不安に駆られてしまう。解雇を覚悟した彼女に意外にもボスはほかの仕事を与えると申し渡し、〝では、また明日〟と冷たい声で言った。彼の言葉は脅し文句のようにジェリーの耳に響いた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年04月05日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 伊坂奈々
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22005-9
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- 書籍番号
- I-2005
読者レビュー
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イングランド中部に、七人兄妹の六番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。