ハーレクイン・シリーズ
マスカレードの告白
なぜ彼は私の前から消えたの?
あんなに愛し合っていたはずなのに。
マスカレードの告白
嵐の夜、ルースは雨に打たれて呆然とバグネリ邸の前に立っていた。一年前、ある事件に巻き込まれたショックで彼女は記憶を失い、婚約者のジーノがなぜ自分の前から消えたのか思い出せずにいる。彼がバグネリ家の一員だということを頼りにベネチアまで来たけれど。稲妻が一瞬ルースを照らし出す。その姿を窓から見たピエトロ・バグネリ伯爵は、ずぶぬれの見知らぬ女性をほうってはおけず、屋敷の中に入れた。ルースは記憶を取り戻して暗闇から抜け出したい一心だったが、そこにいたのは会いたかったジーノではなく、彼女と同じように心に闇をかかえた孤独な伯爵だった。
赤毛のアデレイド
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- 頁数
- 328頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年03月20日
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22000-4
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- 書籍番号
- I-2000
読者レビュー
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雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って二日で婚約し、結婚して三十年になる。二人は三匹の犬とともにイングランド中部に暮らしている。