ハーレクイン・シリーズ
愛する父親が亡くなり、意地悪な継母と二人きりになったニーナ。だが悲しみに浸る間もなく、残酷な現実がニーナに襲いかかった。継母が豪遊していたせいで、父は多額の負債を抱えており、もはや生まれ育った大好きな屋敷を売るほか道はないという。ショックのあまり呆然とするニーナの前に現れたのは、父と生前親交の深かった、黒髪のハンサムな富豪スティード。忘れもしない5年前、ニーナの16歳の誕生日パーティに、彼女の唇を無理やり奪ったあげく子供とからかった、最低な男だ。屋敷を売らずにすむ方法がある――そう切りだすと、スティードはニーナをまじまじと見つめた。「僕と結婚すればいい」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年09月20日
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- 著者
- ヘレン・ブルックス
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年09月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42034-3
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- 書籍番号
- PB-134 (初版R-1082)
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モニター
とにかくヒーローがつぼでした。お約束とも言える、俺が髪を切るなと言ったら、それが正しいんだというような俺様な言動はもちろんなんですが、隠しきれないメロメロでモヤモヤな様子は可哀想なぐらいでした。今時はいないであろう純粋培養なヒロインに振り回されるヒーローが楽しめます。
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モニター
子供の方がわかってる。そう思いました。純粋に育って、恋愛経験がない、そんなヒロインがだんだんとヒーロに引かれていく気持ちの過程がよく出ていたと思います。お互い、相手のことを思っているのになかなか伝わらず、歯がゆい思いもしましたが。なんで気付かないの?と思いつつ読んでいき、ラストにアクシデントはあったものの、ハッピーエンドでほっとしました。双子の子供たちもつらい経験をしたけど、ヒロインに会って、普通の少しやんちゃな男の子たちになっていって、良かったです。彼らの存在も2人のいろいろなきっかけを作ったりして重要な愛すべき存在でした。
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モニター
主人公二人のすれ違い、思い込み、戸惑いに正直じれったくて…なんでそうなるのかなと思いながら読みました。でも、双子ちゃんに癒されながら最後の思いも寄らないハプニングにびっくり!!! ラストのシーンでとても幸せな気分になれました。
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モニター
素直になれないヒーローと、自分の感情に気づかず思い込みの激しいヒロインがまるで噛み合わず、一体どうなるのかとハラハラしました。恋愛にはあまりに不慣れなのに子供に対する態度は素晴らしく大人で上手なヒロイン像が不自然で、共感も感情移入も難しかったです。ヒーロー目線の記述もなく、分かりづらいまま悪循環に陥っていく二人の関係にイライラしつつも、最後の15頁程はドラマがあって楽しめました。
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モニター
愛する父親を亡くしたヒロイン、ニーナは意地悪な継母と二人きりになってしまった。悲しみに打ちひしがれる間もなく残酷な現実がニーナに襲いかかる。その時彼女が十代のころから嫌っていたヒーロースティードが登場します。彼は救世主? それとも悪魔? とにかく不器用な二人にイライラそしてドキドキの連続でした。
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モニター
現代版美女と野獣といった感じで息も尽かせない展開。一気に読んでしまいました。年の差14歳のヒロインの実年齢より幼い言動にヒーローは振り回され続け、誰から見ても惚れられているのにヒロインは全く気づかずもどかしくやきもきします。しかし、孤児になってしまったヒーローの甥たちと接することで、ヒロインが本来もっている勇気ややさしさが出てくるように成長していいく姿にヒーローはますます夢中になっていき、この様子がとっても巧みに書かれています。
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モニター
5年前の失敗で、慎重になっているヒーローの態度にヒロインは自分が愛されている自信を持てない。けれども時折、純真なヒロインが無意識にヒーローを求め、ヒーローが冷静さを失ってしまいそうになるシーンに久々に胸キュンしました。最初から最後まで2人から目が離せないとてもロマンチックなお話で、何度でも繰り返し読んでみたいストーリーでした。
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モニター
一言足りないヒーローとヒロインのお話。だからこそ、クライマックスで思いの丈を告白するシーンは読んでいて嬉しくなります。ヒロインの描いたポートレートを見てみたくなりました。ヒロインの継母やヒーローの親戚などの感じの悪い人の登場もスパイス程度なので、ストレス無く読めます。
イングランド中部ノーサンプトンシャー在住。敬虔なクリスチャンであり、家事や育児にいそしみ、3人の子供を育てた。書くことは長年の夢だったが、実際に執筆に取り組んだのは40代に手の届くころ。現在は次々に作品を発表している。