ハーレクイン・シリーズ
見知らぬ後見人と結婚させられそうになり、家出した伯爵令嬢エリザベスは、運良く使用人として未亡人の屋敷に置いてもらえることになった。これで路頭に迷わずにすむと安堵したのもつかの間、雇主の自慢の甥で、ハンサムな伯爵ナサニエルが、屋敷にしばらく滞在することになってしまう。ナサニエルはエリザベスの後見人と親友の仲。彼女はなんとしても正体を隠し通そうとするが、ナサニエルはなぜか彼女に目を留め、何かにつけて誘惑してくる。心を許してはいけないと思いながらも、いつしか惹かれて……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年09月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 古沢絵里
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年08月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33170-0
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- 書籍番号
- PHS-70
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モニター
ヒロインの心の葛藤が手に取るように描かれていて、とても読みやすい話でした。後半は少しサスペンス(?)的な要因もあり、ハラハラしましたが、そこがまた面白いところだなと思います。関連の本も読んでみたいなと思いました。
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モニター
ヒロインとヒーローの会話は、時に情熱的だったり、喧嘩腰だったり、からかったりと勢いがあって一気に読めました。なかなか一筋縄ではいかない二人です。そこにサスペンスの要素も加わって、ヒロインの危機に、「早く助けに行ってあげてー」と何度もハラハラさせられました。出自と立場を考えて、彼との別れを受け入れるヒロインは大人ですね。貴族の結婚や社交界のしきたりは大変なんだなと思いました。
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モニター
エリザベスの一途な突っ走りと度胸と愛嬌はほほえましい限り。途中思わぬ展開に目が離せなくなりますが、ナサニエルを応援しつつ読み進めました。シリーズ最後のこの作品しか読んでいませんが、前2作も読んで登場人物それぞれに寄り添ってみたいと思わせるお話でした。
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モニター
伯爵令嬢の身分を偽り、使用人となったヒロインと伯爵であるヒーローが、お互いに惹かれあいながらもすれ違って行く思いにもどかしく思ったり、ヒロインの母の死に関係する隣人がヒロインに対し、狂気じみた行動にでたことにはらはらするなど、ちょっとサスペンスタッチのストーリーに惹き込まれました。
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モニター
伯爵令嬢エリザベスが未亡人の屋敷に使用人として雇われたことから、ストーリーはいろいろと展開していきます。オズボーン伯爵と関わりが深くなったり、コープランド家の母の話に発展していく展開はびっくりでした。描写がとても細かく書かれているので読んでいて情景が浮かんできてドキドキしながら読み進めることができました。
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モニター
三姉妹の恋物語の最終話です。身分を偽った隠れ生活のはずが、全ての出来事、出逢いに意味があり、運命的に絡み合いっています。ヒロインとヒーローとの関係もまさにそんな状況。出逢ったときから引かれあいながらもお互いに立場や状況を考え、うまく進まずあきらめモードですが…。姉妹、親友、叔母と甥、親子、動物愛、そして愛する人。色んな愛でいっぱいのお話です。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。