ハーレクイン・シリーズ
黒騎士の素顔
富にも美貌にも恵まれながら、心は満たされていなかった。
相続した広大なブラックソーンの土地を売るため現地に赴いたオーレリアは地元民の話にとまどいを隠せなかった。かつての土地の所有者で義賊アンドレが死後もなお、愛馬の悪魔(デイアブル)にまたがり黒衣をまとって疾駆するというのだ。伝説の地の保存を望む声も根強いが、彼女の心は決まっていた。難病の母の介護にはお金が必要だ。幽霊なんて信じない。きっと土地売却を邪魔する人物の仕業だわ……。一人コテージに滞在する恐怖を必死に静めるオーレリアだったが、ふいの物音に驚いて外に出ると、そこには——月明かりのなか黒馬を駆る黒騎士の姿があった。そして次の瞬間、騎士は剣をひらめかせて彼女に向かってきた!
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2005年01月20日
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- 著者
- キャロライン・バーンズ
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- 訳者
- 島野めぐみ
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- 定価
- 737円(税込)
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- ISBN
- 4-596-63226-X
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- 書籍番号
- LS-226
北米でも大人気の作家キャロライン・バーンズが描くゴシック・サスペンスをお届けします。