ハーレクイン・シリーズ
彼に話すしかない――ロージーは重い気分で決意した。私は妊娠している。相手は清掃の仕事で行った先の社員、アレックス。生まれて初めて味わった、めくるめくような夜の結果だった。でも、あれっきり、アレックスは姿を現さなくなった……。ロージーは彼が勤める企業を訪れ、受付で面会を求めた。すると、そういう名の社員はいないと言われ途方にくれるが、しばらくして、どういうわけか重役室へ案内された。そこにいたのはアレックス! いえ、アレクシウス・スタブローラキス。この企業の経営者。なぜ、身分を偽ってまで私に近づいたの? やがて彼の口から、ロージーの出自に関する信じられない話が語られた。【ベスト作品コンテスト2013年下半期 第8位入賞作】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年08月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年08月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12882-9
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- 書籍番号
- R-2882
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モニター
これ以上のシンデレラストーリーはないかも? と思えるほどうっとりと読ませて頂きました。お話の展開にしつこいほどの言い回しや表現が無く、一つ一つの段階を気持ち良く読み進めていける内容です。私はいつもエピローグを楽しみにしています。同じハッピーエンドでもいきなり終わってしまうのではなく胸が熱いままの余韻を楽しんで主人公の家族が幸せになっていることを確信して読み終えました。
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モニター
傲慢でゴージャスだけど人を寄せ付けない感じがするヒーローと、貧しいけれど心美しいヒロインがおりなす素敵なストーリーでした。全編にわたってホットな雰囲気が漂っておりその雰囲気に酔いしれて一気に読んでしまいました。
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モニター
こういう設定だと、周囲の理解が得られず愛し合う二人が結ばれるまで周りが邪魔をする…というような展開が多いと思いますが、今回はお互いの気持ちがうまく合わずに揺れ動くという状態が続き、何とももどかしかったです。でもお互いの心情が手に取るようにわかり、展開が本当に面白かった。いつにもまして、1冊読み終わるのがあっという間でした。
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モニター
小柄ながらしっかりと自分の意見を持っているヒロインが(ヒーロー曰く、ライオンの心を持っている)、ヒーローを恐れずに堂々と意見を言って、やり込めているのが痛快! ヒーローは自分に歯向かう女性は初めてで新鮮に思い、どんどんヒロインに惹かれていくのに、それが恋だと気付いていないのが何ともじれったい。そもそも、お互いが気付いていないだけで、両方とも一目惚れだと思うな。
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モニター
退屈な脳に刺激を与えてくれました。重い内容でなく、読みやすくて良かった。
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モニター
うぶな清掃作業員のロージーが、情熱に突き動かされ、よく知らない男アレックスの子供を身ごもってしまうという衝撃のスタート。しかも相手の男、アレックスことアレクシウスは女性には困っておらず、遊びの恋愛で満足しており、子供を少しも望んでいないなんて。最後までロージーとアレクシウスのなかなか交わらない距離感にハラハラしっぱなしです。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。