ハーレクイン・シリーズ
ナサニエル・ウルフはある日、仕事場に現れた人物を見てパニックに陥った。なぜだ、20年も経った今になって――その男は、複雑な血筋で構成された名家ウルフ家の過去を知る人物。彼は通りがかりの仕事仲間ケイティの腕をつかみ、乱暴に言った。「僕をここから連れ出してくれ、早く」憧れのナサニエルからかくまってほしいと頼まれ、ケイティは戸惑いながらも彼を自分のアパートメントへ案内した。ふだん自信家で冷静な彼の瞳に、見たこともない絶望がある。すると翌日、ナサニエルはさらに突拍子もないことを言い出した。「パスポートを用意してくれ。ブラジル沖の島に一緒に行くんだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年08月05日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 山科みずき
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12878-2
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- 書籍番号
- R-2878
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- ミニシリーズ
- ウルフたちの肖像
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モニター
しっかりしたヒロインが印象的でした。彼女はものの本質を見抜く眼が、とっても鋭いです。ある意味、ヒーローと似た者同士というところでしょうか。ヒロインの心の葛藤が、手に取るように描かれていて、2人が一緒に成長していく過程が素敵でした。
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モニター
映画化、ドラマ化しても面白いだろうなっと思う作品。読み出したら、急ピッチで運命の輪が回り出し、ドラマティックでロマンティックで、一気読みでした。心の結びつきを大切に、傷ついた心を癒し、一つ一つ乗り越えていく…過去の事実は変えられないけれど、見方を変えれば未来は変えられる! そんなヒロインの考え方が印象的な、素晴らしい作品☆ シリーズの幕開けに相応しい魅力的なストーリー、おススメです!!!
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モニター
始まりのケイティと友人の会話の掛け合い、それからナサニエルとの掛け合いがテンポ良くてぐいぐい読めました。一度は心を開いてくれたと思ったのに、辛い生い立ちのせいでナサニエルの心の扉は再び閉ざされてしまいます。気持ちもすれ違っていて、ケイティの絶望を思うと切なかったです。それでも、彼女が言葉を尽くしてナサニエルを勇気づけ、ハッピーエンドへと繋げてくれて良かった。なかなか一筋縄ではいかなそうなウルフ家の兄妹の様子も窺えて、作家競作シリーズが気になりました。
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モニター
ヒーローが過去のトラウマ、苦悩、いろいろな思いを、ヒロインの思いやりにより乗り越えていくストーリーに引き込まれました。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。