ハーレクイン・シリーズ
十八歳の許嫁
金銭的援助とひきかえに、大富豪へさし出された無垢な娘。
18歳の誕生日を迎えたイゾベルのもとに一人の男が訪れた。ラファエル・ロメロ――傲慢で血も涙もない実業家。そして、イゾベルがまだ8歳のときに両家によって定められた許婚。彼の経済的支援がなければ、彼女の家は破産の憂き目にあう。3年後の結婚を冷たく念押しするラファエルに、イゾベルは言い放った。「あなたと結婚するくらいなら死んだほうがましよ!」言葉どおり、その後に家を飛び出しパリへ逃れた彼女は、つましくも自由な生活を手に入れ、3年の月日が流れた。今日は21歳の誕生日。不吉な予感に振り向くと、ラファエルの姿があった。ああ、逃れられない運命なの? イゾベルは愕然として彼を見つめた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年07月20日
-
- 著者
- アビー・グリーン
-
- 訳者
- 朝戸まり
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年07月04日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12874-4
-
- 書籍番号
- R-2874
ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。