ハーレクイン・シリーズ
ベビーシッターの面接に訪れた、麗しの街フィレンツェ。そこで、アリスは絶対絶命の窮地に立たされた。同行していた反抗期ぎみの姪が、停車中の高級車に勝手に乗りこみ、あろうことか衝突事故を引き起こしてしまったのだ! しかも、駆けつけてきた車の持ち主はマルコ・ディ・ヴィンセンティ――アリスの雇い主になるはずの、イタリア人伯爵だった。威圧感のある彼の風貌と、瞳に燃える怒りにおののきながらも、アリスは姪を守るため、自分が運転したのだととっさに嘘をつく。すると伯爵は冷たい一瞥を彼女に投げ、淡々と告げた。「君ひとりだけ、僕の屋敷に来てもらおう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42032-9
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- 書籍番号
- PB-132 (初版R-1885)
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モニター
最悪のタイミングで出会った二人が、二人を取り巻くさまざまな出来事が展開するにつれ、惹かれあっていくお話で、あっという間に読み終わってしまいました。このくらいの年齢差だとこんなロマンスもあるんだなとうっとり……。
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モニター
愛して愛されて結婚したい気持ちはお互い同じなのに、置かれた環境と関係で自らの気持ちを封印してしまう男女に胸が痛くなった。自分の気持ちを抑えつけて違う気持ちのふりをする二人にいじらしさを感じた。
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モニター
出会った瞬間からお互いを意識しながらも、その想いを否定するヒーローとヒロイン。本来の目的を果たそうと、二人を引き合わせるきっかけになった赤ん坊の世話に専念しますが、それぞれの赤ん坊に対する愛情溢れる態度に、二人共お互いの気持ちを否定できなくなっていく。思いやりのある男女の一目惚れラブストーリーのような感じです。
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モニター
母性溢れるヒロインの優しさや責任感にどんどん惹かれていくヒーロー、不器用ながらも子供に愛情を注ぐ素敵なヒーローに惹かれていくヒロイン、2人の心理描写が多くて読んでいて一緒にハラハラしたりドキドキしたりしました。ヒロインとヒーローの出会いのきっかけになった姪の行動を除けばストレスなく最後まで読めました。終盤の、子供を必死で守ろうとするヒロインに涙しました。ヒーローの誠実さも必読です。
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モニタ-
一目見たときから、お互いが気になる存在なのに勘違いもあり、気持ちがすれ違いつつも、惹かれていくところが良かったです。お互いが思いすぎて、身をひこうと思いながらも気になるところが良かった。
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モニター
フィレンツェにあるパラッツォ(宮殿)を舞台に、マルコとアリスによって繰り広げられるロマンス、じれったく、そしてなんともせつない展開に、ドキドキしながら一気に読み終えてしまいました。
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モニター
恋愛小説を読んで行く上で、やはり重要なのが登場人物、特に男性の設定は気になるものです。イタリア人伯爵という響きにまず人物像も期待して読んで行くと、まさに期待通りの男性、マルコが登場します。一方、養育係の面接を受けにやってきたヒロインのアリス、二人のフィレンツェでの衝撃的な出会いからこの二人の恋の行方が気になりだします。ご主人と養育係の立場の違いにはじまり何もかもが釣り合わない二人、この二人の愛の奇跡を皆さんも是非お楽しみ下さい。
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モニター
普段読まないタイプの作品ですが、毎日空いた時間を利用して楽しい時間を過ごせました。読みやすく重すぎない作品でした。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。