ハーレクイン・シリーズ
第5代ウィンダム男爵ジュリアン・アシュトン・カーライル。それがケイトが最初で最後に恋した相手であり、美しく利発な7歳の息子、ジュールズの父親でもあった。18歳の夏、ケイトはイギリスで一世一代の恋に落ち、破れた。身分違いだと反対する彼の母親に抵抗しきれなかったのだ。きっと彼はその後伯爵令嬢と結婚し、子供も生まれているだろう。今もときどき心に巡る、そんな思いを振り払うように出社したある朝、イギリスからの新しい顧客を紹介されたケイトは愕然とした。目の前に立っていたのは、あの愛しいジュリアンだった。忘れもしない青い瞳で彼女を見つめ、彼は“はじめまして”と言った。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月20日
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- 著者
- マーガレット・ウェイ
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22284-8
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- 書籍番号
- I-2284
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モニター
嘘と秘密と白い薔薇、これらはそれぞれ何なのか。読み進める中で徐々に明らかになっていく事実にハーレクインらしいロマンスを感じながらも、最後にまさかの新事実があきらかになって「こんな秘密が!」という驚きも味わえます。ロマンス小説にとどまらない、恋するドキドキと、明らかになる事実にドキドキする2つの興奮を味わえます。登場人物たちの関係性も注目の作品です!
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モニター
この話は身分違いの恋から相手の母親の策略で別れ、その後に妊娠がわかるといったものです。冒頭部分の主人公と母親想いの息子のしっかりした説明の会話や、再会後の主人公と相手の男性のやり取りが(激しすぎず、おとなしすぎずで)面白いです。後半部分にも驚かされる部分があって、とっても楽しく読めました。
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モニター
いわゆるシークレットベビーものね、裏表紙のあらすじから想像して読み始めましたが、そんな単純なものじゃなかったですね。この厚みからは思い掛けないほどの深いお話。うーん、こうきたかぁ、ええっ、そうくるか! という嬉しい驚きと感動で読み終えました。運命に翻弄されたヒロインとその家族が集まるお約束の大団円、とても幸せな気持ちになれました。
息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書き始め、今では執筆しているときがいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。