ハーレクイン・シリーズ
ひとりぼっちの妻
君を誰にも渡したくない――それは醜い独占欲か、愛の裏返しか。
キャロラインの結婚生活は破綻しかけていた。法廷弁護士のジェイムズとはお互い一目惚れで結婚したが、気がつくと、夫が留守がちな家で彼女はいつもひとりぼっち。ジェイムズが彼女の友人を遠ざけ、主婦業に専念させたせいだ。昔の友人ジェイクとでくわしたのは、そんなときだった。思い出話に花が咲き、キャロラインは久しぶりに声をあげて笑った。ジェイクに熱っぽく見つめられ、また会わないかと誘われたとき、すぐに返事ができなかったのは、夫への罪悪感を覚えたから? いいえ、そうではない。キャロラインはふいに気づいたのだった。目の前の魅力的な男性が霞むほど、私はまだ夫に焦がれている、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月20日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年07月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22283-1
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- 書籍番号
- I-2283
読者レビュー
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きらりあけ
12歳年上で弁護士で落ち着いているジェイムズが、嫉妬深くて抑えきれなくて子供にまで焼きもち焼くなんて誰が想像するの? キャロラインは本当に綺麗なんだろうな! ラスト3ページは何度読み直しても笑っちゃうの(^_^) ジェイムズが可愛いから。
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第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。