ハーレクイン・シリーズ
大切な書類を忘れるなんて、まったくボスらしくないわ。建築事務所に勤める秘書のエマは週末を台なしにされて憤りながら、吹雪のなか、ボスのルーカスが滞在する古城へと車を走らせた。だが、着いた先で見たのは酒に溺れている彼の姿だった。「すぐにここから出ていけ!」ボスの罵声を浴びてかっとなったものの、エマは胸騒ぎを覚えた。そういえば、昨年の同じ日もボスはオフィスで泥酔して……。これは偶然なの? それとも何か理由があってのこと? エマは放っておけなくなり、彼に付き添うことに決めた。まさかボスと秘書という一線を越える羽目になるとは知らずに。【ベスト作品コンテスト2013年下半期 第1位入賞作】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月05日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年06月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12872-0
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- 書籍番号
- R-2872
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モニター
王道シンデレラストーリーでとても面白かったです!! 最初から最後まで一気読みでした。健気なヒロインと傲慢なヒーローとのぶつかり合いにハラハラドキドキ。二人の抱える事情が解き明かされていくにつれ、読者も二人の惹かれ合う姿に感情移入できるはず。ヒロインの健気さに何度も応援したくなりました。ヒーローの友人たちも魅力的で、彼らのロマンスも読みたいです!
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モニター
一気読みでした! ボスと秘書の一線を越えるまでも越えてからも、ずっとハラハラじれじれさせられました。それが嫌な訳ではなく、物語にのめり込み一気読みさせる魅力になっているのはさすがサラ・モーガン! エマの着飾ることに心弾ませるところや、エマの姉の癇癪とその根底にある家族への思いなど、人間味を感じられるところも大好きです。レビューを書きながらまた読み返してしまいました!
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モニター
お互いに複雑な家庭環境で育ったヒロインのエマとヒーローのルーカス。ボスと秘書という一線を越えてしまえば、後々ややこしくなるのが分かっていながら一夜を共にします。その後、一夜の事は無かった事にして普通に接しようとしますが……。エマの家族の事情とルーカスの過去が、二人の気持ちにブレーキを掛ける大きな要因となり、その事情が読者にも分かってからは、話の展開にも納得がいきました。魅力的な他の登場人物のスピンオフも気になります。
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モニター
心に傷を抱えたボスと彼を気遣う秘書が、雪のために古城に閉じ込められる一夜から始まる話。単なる仕事上の関係しかなかった二人が、互いの生い立ちや家族への思いを知るにつれ、相手への愛情を深めていく様子にドキドキしました。ヒーローの職業(建築家)と度々登場する小道具(家の設計図など)がよく結びついているのも読みどころでした。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。