ハーレクイン・シリーズ
旅行に出かけようとしていた矢先に車を盗まれ、盗難届けを出しに行った警察でナターシャは目を見張った。うっとりするほどハンサムな男性と偶然行き合ったからだ。彼の名はラカール。中東の国の皇太子だという。ディナーに誘われ、互いにどうしようもなく惹かれた二人は、そのまま一夜を共にしてしまう。翌朝、パリに朝食を食べに行こうと連れ出されるが、自家用機に乗せられると行き先が違うことを知って彼女は唖然とした。そして彼の国に連れていくと言われ、思わず問いただすとさらに驚いた。「もし君が妊娠していたら、僕たちは当然結婚する」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月05日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 中岡瞳
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年06月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12870-6
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- 書籍番号
- R-2870
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モニター
初めての作家さん、かつあまり読んだことのない“シーク”物。期待半分で読み始めましたが、シークの世界がかい間見れて、感激しました。その上、二人の慣習の違いによる感じ方の違いがよく出ていて、無理なくストーリーに入って行けました。どうやって二人が結ばれるのか、最後までドキドキしながら読めて、楽しかったです♪♪ 良い本を薦めて頂いて、ありがとうございました。
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モニター
しきたりに戸惑いながらもラカールを一途に想うナターシャの気持ち、その想いから周りの人の気持ちを変えてしまうところに魅力を感じました。また、ラカールの責任感の強さや最後に悩みながら決断をするところに好感が持てました。よい作品に出会えて良かったです。
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モニター
こういった突然の出会いにちょっと憧れてしまいます。いきなりラカールに出会ってからの展開がとても速く、目が離せません。そしてどんどん惹かれていくのも納得で、うっとりと読んでしまいました。
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モニター
ヒーローが自分の国へヒロインを連れて行くのですが、ぐっと引き付けられるのが夜のシーンです。音楽と火と影、そして香りで異国情緒溢れています。星を見ながら話をしたりし、二人の気持ちの揺れ動きにとてもドキドキしました。
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モニター
国民や王の期待と故国のしきたりに縛られて自分の思うままに振舞うことができないラカール。身体に宿ったかもしれない後継者のために大切にされ、自分自身が愛されているわけではないと思い悩むナターシャ。それぞれ思い悩む気持ちが、丁寧に描写されています。特に、砂漠の天幕の中で行われる不思議な婚儀は、文章を追いながら頭の中で場面を想像して読むと、まるで自分もその場にいるように思わせてくれます。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。