ハーレクイン・シリーズ
伯爵家の使用人の娘にすぎないアナは、明るい性格を買われ、伯爵令嬢の話し相手を務めて育った。ところがある日、突然くびを言い渡され、アナはすがるような思いで唯一の紹介先の扉を叩く。ハンサムだが陰鬱な顔つきのブレントモア侯爵は、妻を亡くし、子供の家庭教師を探しているらしい。まだ二十歳のアナはすぐさま追い返されかけるが、必死さに心動かされたのか、侯爵は渋々雇ってくれた。やがて、侯爵の心の痛みを知るにつれて、アナはその悲しみを癒してあげたくなって……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年07月05日
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- 著者
- ダイアン・ガストン
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年06月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33166-3
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- 書籍番号
- PHS-66
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モニター
身分違いの恋というヒストリカルならではの作品で、ヒロインと侯爵の心情が丹念に描かれていて、とてもわかりやすかったです。侯爵の子供たちにも問題が発覚したり、ヒロインの出生に秘密があったり刺激もたっぷりあり、侯爵の英断になるほどと思ってしまいました。
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モニター
最初は渋々アナを雇った侯爵が、実は心の痛みを持っていて……この辺りが面白くなってくるポイントでした。女性はそういう男の人に弱いですよね。ぐいぐい引き込まれました☆
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モニター
ヒロインのおかれた環境はすごくつらいのに前向きな姿勢がよかったです。ちょっと侯爵の態度にはイラっとさせられたかな。侯爵の息子のセリフにキュンっとさせられました。
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モニター
ハンサムでカッコイイけれどちょっと暗い様な男の人に惹かれるのがわかります。そしてどこかに影があったらさらに惹かれてしまいますね。アナが癒してあげたくなるのもわかりました。恋心を隠さなければならないのも切なかったです。
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モニター
読んでいくうちにいろいろな真実が見えてきます。アナと子供たちの関係がほほえましい! ブレントモア侯爵は読んでいてチャーミングな一面があり、実際に存在したら私は胸キュンしてます(笑)。翻訳がとても上手いせいなのか話にひきこまれ一気に読んでしまいました! 古い時代を感じさせない恋バナだと感じました☆☆何度か読み直してみたい作品です!
軍人の三女として生まれ、子供時代、日本に住んだ経験を持つ。新しい土地でなじめず寂しい思いをしたとき、読書に心慰められたという。大学では語学に加え心理学も学び、卒業後はメンタルヘルス・セラピストとしてキャリアを積む。一男一女に恵まれたのち、子供のころ大好きだったロマンス小説の作家をめざし、見事ゴールデン・ハート賞を受賞し華々しくデビュー。英国摂政期を題材にした作品を得意とする。特技は歌をうたうこと、ダンス、ピアノ。ワシントン州在住。