シルヴィーは今をときめくイベントプランナー。雑誌で“夢の結婚式”を特集することになり、撮影場所として、とある美しい大邸宅が選ばれた。そこはかつてシルヴィーが育った場所だったが、一家は破産し、10年前に追い出されたのだった。準備のため現地に訪れた彼女は、ある人物を見かけて動揺する。ここが数カ月前にどこぞの富豪に買い上げられたと聞いたけれども、まさかトム・マクファーレンのものになっていたなんて!　わたしが妊娠を知らせる手紙を届けたにもかかわらず、半年過ぎてもなんの連絡もよこさない、不実極まりない男……。