ハーレクイン・シリーズ
あれは……地上に舞い降りた天使? ヴィーナス?親友の結婚式で、ハルは新婦の妹エリザベスにひと目で心奪われた。エリザベスがハルを見てにっこりする。その瞬間、激しい衝撃が体を貫き、五感が彼女に触れたいと叫んだ。だが、ハルは不意に足を止めた。七年後、エリザベスは夫を亡くし、悲しみに打ちひしがれていた。弔問に訪れたハルは、その変わらぬ美しさに再び魅了される。聞けば亡夫の借金取りが押しかけ、途方に暮れているという。ハルはあくまで友人として協力を申し出たが……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年09月20日
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- 著者
- ジュリア・ジャスティス
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32375-0
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- 書籍番号
- HS-375
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モニター
夫を亡くした未亡人、エリザベスを次々に襲う悲運を颯爽と助けてくれるヘンリー。上流社会のなよなよした貴族と違って、武骨だけどとっても素敵です。脇役の元娼婦のサリーの人柄にも感動です。読んだ後幸せな気分になれること間違いなしです!
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モニター
ヒーローの一途な恋心に酔いしれました。夫を亡くしたヒロインに対する想いとその苦悩には心が痛み、ストーリー展開にハラハラしました。すーっと頭に入りやすい人物構成で描写が細かく、ヒーローもヒロインも大変魅力的に感じました。男性らしいヒーローに惚れられたヒロインがうらやましいと思いました。
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モニター
今までに私が読んだハーレクインでは出てきたことのない男性でした。内向的で自分に自信のない男性。どこまでも、相手のことを考えてとてもとても優しい男性。わたし的には新鮮でした。
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モニター
エリザベスとハルの出会いが劇的だと思います。じわじわと関係が深まっていくところがよいです。最後がとても気になる本になっています。
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セアラとエングルメア(意外な求婚者)、クレアとシンジン(ふさわしき妻は)いずれでも、友を支える逞しくて頼れる友人として登場したハル。とってもいい人なので彼の話を待っていました。美人を避けていた彼が、美人のエリザベスに一目惚れとの設定には、ちょっと驚きました。頼りなげで人任せだった彼女が、ハルの包み込むような優しさに、次第に自信を持って行動していく様子が良かったです。
ハルが愛する人と幸せになれて、とても嬉しいです。
小学三年生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について十二年のあいだに七回の引っ越しを経験したあと、現在は米テキサス州東部のパイニー・ウッズに落ち着き、高校でフランス語を教えている。'97年にアメリカロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞。夫と三人の子供、二匹の犬とジョージアン・スタイルの屋敷に住む。