ハーレクイン・シリーズ
ジャックは政府の依頼を受け諜報活動や特殊任務にあたっている。本名、セバスチャン卿レイヴンハースト。公爵家の次男だ。今回の指令は、フランスの隣国モブールの妃エヴァを救い出すこと。大公亡きあと、エヴァの身辺では不可解な事故が相次いでいるという。城の胸壁を伝い下り、窓からエヴァの部屋に忍び込んだジャックはそのあまりの美しさに、息をのんだ……。不遇な結婚生活のすえ、城に軟禁されたエヴァの目の前に突如男が現れた。「妃殿下」彼は優雅にお辞儀をし、エヴァをじっと見つめた。こんなふうに、誰かに賞賛のまなざしで見つめられるのは久しぶりだ。エヴァは鼓動が速まるのを感じた。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32370-5
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- 書籍番号
- HS-370
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- ミニシリーズ
- スキャンダラスな貴族たち
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モニター
「愛人と逃避行」というタイトルが、敬遠したくなるような一冊でした。でも読み進むうちに、いろいろな意味でなるほど適切でやはりこのタイトルだなと思いました。物語を読んでいるというよりは、恋愛映画を観ているような感覚を覚えました。兄の恋を応援する妹ベリンダが魅力的で、彼女の物語もあればいいなと思いました。
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モニター
初めてヒストリカル作品を読んでみて今まで読まず嫌いだったので損していた気分になりました。ヒーローとヒロインが惹かれあう様子にドキドキしたり、すれ違うシーンでうるうるしたり。最後にようやく訪れたラブラブなシーンにはニヤニヤしたり。。。とても楽しめました。
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モニター
この方の作品を読むのは初めてだったのですが、おもしろかったです。ハーレクインならではの、身分違い、逃避行(当然美男・美女)と一気に読めました。また、この方の別の作品を読んでみたいと思ってます。
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モニター
ジャックは公爵家の次男であるがモブールの大公妃エヴァをイギリスに連れ戻す特殊任務をうける。しかし大公妃エヴァが美しい事は誤算だった。エヴァも又自分を連れて行くジャックに心引かれることになる。イギリスに向かうまでの時間が偽りの無い二人だった。二人は同じ思いのはずなのに地位や自尊心が本当の気持ちを隠す。二人の心の動きにイライラさせられながらも二人の心の葛藤を読まずにいられない作品
物心ついたときから歴史に興味を抱いていて、八歳のときには三ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。作品のモデルにもなる最愛の夫とベッドフォードシャーに在住。