ハーレクイン・シリーズ
傷ついた令嬢
デブロー家の伝説 Ⅳ
兄への深い恨みが、彼の心をずっと凍らせてきた。
「きみを誘惑するつもりは毛頭ない」友人の兄ニックの言葉に、エイミーの自尊心は砕け散った。エイミーは友人の赤ん坊をニックと一緒に世話するためにしばらくの間ひとつ屋根の下で暮らしている。ニックは決して恋に落ちない独身主義者と言われているけれど、ともに過ごすうちに、二人の間には何かが芽生えたと思ったのに。エイミーは彼が本気かどうか探るために、大胆な賭に出た。自分のほうから熱いキスを仕掛けたのだ。だがキスが終わってもニックは退屈そうな表情で冷たく言っただけだった。「終わったかい?」
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2004年05月05日
-
- 著者
- キャシー・G・サッカー
-
- 訳者
- 藤田由美
-
- 定価
- 737円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 4-596-61011-8
-
- 書籍番号
- N-1011
-
- ミニシリーズ
- デブロー家の伝説
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
『デブロー家の伝説』もいよいよ最終話。呪いのせいで一族は幸せな恋愛ができないというジンクスを、兄たちに続き末妹のエイミーも破ることができるでしょうか。