ハーレクイン・シリーズ
ハンナはウエディングドレスで結婚式場に向かおうとしていた。迎えのリムジンに乗りこむと、運転手が行き先を確認する。この声。わたしはこの声を知っている。ハンナはとっさに顔を上げられなかった。そっとバックミラーを見て確かめる。やはりエドゥアルド・ヴェガ! 形だけとはいえ、5年前、半年だけ結婚していた元上司。彼がリムジンの運転手を買収までして、ハンナの前に現れた。しかも、新たな相手と結婚に踏み出そうとする当日に。今さら何なの? わたしなど忘れたままでいてほしかったのに。だが彼の話で、ハンナは捨てたはずの過去と向き合わざるをえなくなる。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年06月20日
-
- 著者
- メイシー・イエーツ
-
- 訳者
- 熊野寧々子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年06月06日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12868-3
-
- 書籍番号
- R-2868
-
モニター
結婚を目前に控えていたハンナの前に半年間だけ結婚していた元上司のエドゥアルドが現れる。読み始めのうちには想像のつかなかったハンナの過去が明らかになり、2人の苦悩、その後の展開。先が気になって一気に読みました。読み終えた後とても清々しい気持ちになる素敵なお話でした。
-
モニター
主人公ハンナの身に何が起きたのかとはらはらする展開がとても楽しめました。結婚式当日に起きた絶体絶命の危機。でもその危機がハンナの幸せに繋がっていったのではないでしょうか。過去も衝撃的で胸が痛みました。本を閉じた後、そっとハンナの未来にエールを送りました。
-
モニター
この作品は、よくありがちなご都合主義的物語ではなく、ヒロインがとても強く魅力的で、ヒーローが意外な方向にいってるのが、新鮮でした。大富豪なのは違いないのですが、ヒーローにありがちな、なんでも持っている系ではなく、弱さを抱えているのが良かったです。ヒロインも、鼻につく強さではなく、共感できる優しい女性で、読み終える頃には大好きになりました。お話もセクシャルな面以上に、深い愛と生き方と、感動を覚えます。読みやすく、おすすめの作品です。
-
モニター
ヒロインのハンナは、生まれおちたときから親の育児放棄、貧乏など、どん底の人生からのスタート。でも、そこから這い上がって仕事では成功をおさめました。一方、エドゥアルドは資産家の家庭に生まれ育ち何不自由なく暮らしていたが、事故により、後遺症に悩ませられています。自分のふがいなさに、会社を運営していくことに危機感をもちます。対照的な2人。偽りの結婚でしたが、2人の愛がはぐくまれる過程を何度も何度も読んで、涙、涙しました。すごく、いいです。
-
モニター
オフィスで言えない恋物語というタイトルを見た時、軽い感じのタッチかと思いましたが、二人の愛に感動して、涙がぼろぼろと流れました。お互いを思いやる深さに考えさせられました。ニ人が今後どんな人生を送るのか知りたいです。
-
モニター
題名を見たときはありがちな?……と思いましたが、読み始めたら一気に読んでしまいました。新しい結婚が始まるという時に前の結婚が続いていた……というところから始まって、2人で過去に向き合いながら成長していく。最後はハッピーエンドで良かったです。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。