ハーレクイン・シリーズ
姉夫婦の乗る飛行機が墜落――そのニュースにモーガンは茫然とした。姉は出産のため、ロンドンからロサンゼルスに帰る途中だった。そして生存者はいない模様という報道が、さらなる追い打ちをかけた。だが悲しみに暮れる間もなく、モーガンは思わぬ人物の訪問を受ける。アレックス・ハモンド。姉の夫の兄で、一族の企業を経営する男性。姉の結婚式で会っただけなのに、強く印象に残っている。モーガンはとっさに姉夫婦の安否について彼を問いつめた。アレックスはきっぱりと否定した。だが子供が生きていると告げる。墜落のあと、姉は息をひきとる前に息子を産んでいたというのだ! モーガンとアレックスを後見人に定め、2人に幼い命を託して……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年06月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 青海まこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年06月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12866-9
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- 書籍番号
- R-2866
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モニター
ロマンスをたっぷり味わえる一冊です。ヒロインはとっても素直に愛を表現するのでかわいらしく、ヒーローは冷静で傲慢な態度ながらもどこか優しさがあるなあと思い、何でも見透かした彼の振る舞いはとても男らしくて魅力的! 二人の会話のやりとりは時折胸が締め付けられ、その中でも知的さを失わない二人はなんだか憧れのカップルでうらやましいなあと感じました。ハーレクイン初心者にもぜひ読んでもらいたいオススメの作品です。
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モニター
ハーレクインの中で最も愛され、人気のある作家さんだと知って楽しみに読みました。モーガンという女性の魅力に惹き込まれながら読み進めました。その中で特に『氷と炎』の「氷」の部分が読み応えがありましたね!! ロマンティックな描写が引き立つような、冷酷で時としてイライラさせられる義母や義妹との言葉のやり取りは、つい感情移入して力が入り、時間を忘れ読み進めました。辛辣な言葉のやりとり、心の葛藤、スピードがあって臨場感あふれる雰囲気が面白かったです。
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モニター
自分にないものを持っている相手に反発しつつ惹かれあう。そんな二人のロマンスの行方に読者は思わず引き込まれ、過去の恋とも重ねて読んでしまいそうです。熟成した赤ワインのように香りも後味も上質な味わいでした。
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モニター
C・モーティマーの作品を初めて読みました。嵌りました。とても気持ちの良い作品で、ドロドロした、お互いを疑いあったり、思い込みで突っ走ったり……そんなところが全然なく、一気に読み終えました。ヒロインがとても賢くて、素晴らしい女性です。ポンポン的確で、小気味のよいセリフが面白いです。ちょっと押され気味なヒーローですが、意地悪な家族から、気持ちのよいぐらいバッサリとヒロインを守ってくれます。こんな風に守られたら、嫁姑問題はなくなるんだろうな……。とにかく素敵なお話でした。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。