ハーレクイン・シリーズ
クロエは5年前、経営難に陥った父の会社を救うため、若き実業家アリストンと政略結婚をした。まるでビジネスの取り引きのような結婚だったが、相性は抜群で、クロエは彼に愛情を抱くようになっていった。ところが、策略家の父親が原因で二人は離婚してしまったのだった。その彼に、訳あってふたたび会社の救済を依頼するため、クロエは元夫のもとを訪ねた。2年ぶりに会うアリストンは相変わらずすてきだったが、クロエの頼みを聞いた彼は信じられない言葉を放った。「ぼくの子供を産んでほしい。ただし、妊娠するまでは単なる愛人だ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年06月05日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 片桐ゆか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年05月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12863-8
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- 書籍番号
- R-2863
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モニター
物語の端々に出てくるギリシア語の響きと、ロマンスがぴったりでした。「愛人契約」というスキャンダラスなあらすじだったので、展開がドキドキだったのですが、結婚に対する考え方の違う二人が、互いを必要とすることで心を通い合わせていく様子に引きこまれ、一気に読んでしまいました。
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モニター
「結婚」がキーワードとなっているこのストーリーには親子関係、子供の存在など様々な問題が盛り込まれています。一見重くなりがちなテーマをロマンスへと変えてくれるのがヒーローのアリストン! 彼は憎たらしいのに憎めないイイ男なんです。彼にハマってしまいました……。
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モニター
政略結婚…そこに愛は存在しないはず。それなのに夫を愛してしまったクロエ。彼女の意思に反して離婚してしまってからの苦悩、再び元夫のもとを訪ねてからの葛藤、そして愛人契約を提案されたクロエがどのように変化していくのか……どんどんストーリーに引き込まれていきます。官能的なシーンも素敵で、読み応えのある一冊でした。
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モニター
クロエにすぐ感情移入できました。家庭の事情で振り回される彼女の人生に、一緒に泣いたり、怒ったり、楽しんだりしました。日常の世界を忘れてクロエの生活に入りこみ、続きが気になる作品で、すぐに読めました。読み終わった後も、何度でも読み返して楽しめる本だと思います。すぐに読めましたので、普段本を読まない会社のメンバーや友人にススメたいと思います。素敵な作品を書いていただき、ありがとうございました。
アメリカ、オレゴン州出身。2005年デビュー作『許されない口づけ』で、たちまち人気作家の仲間入りを果たす。愛はほかのどんな感情よりも強く、苦しみを克服して幸福を見いだす力をくれるという信念のもとに執筆している。13歳のときからロマンス小説の大ファン。大学在学中に"生涯でいちばん素敵な男性"と知り合って結婚した。18歳の夏に家族で訪れたヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。