ハーレクイン・シリーズ
薔薇の迷宮
孤高の鷲 Ⅲ
あなたが死んだと聞いたときからわたしの心は血を流しつづけている。
クレアは夜の薔薇園にひとりたたずんでいた。ここはグリフと過ごした思い出の場所だ。南部有数の大富豪にして、若きCIA幹部。冷徹な頭脳と熱い肌を兼ねそなえた男性。いまだクレアが愛してやまないグリフ・キャボットは一年前テロリストの凶弾に倒れ、帰らぬ人となった。グリフ、あなたがいなくて本当に寂しいわ。今わたしを苦しめている難題も、あなたならきっと……。ふいに闇と濃い霧の向こうに人影が浮かびあがり、深みのある声がクレアの思いをさえぎった。「きみの力になりたい」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2005年05月20日
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- 著者
- ゲイル・ウィルソン
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-63242-1
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- 書籍番号
- LS-242
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- ミニシリーズ
- 孤高の鷲
読者レビュー
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RITA賞を二度も受賞したゲイル・ウィルソンのミニシリーズ『孤高の鷲』。正義に燃える元CIAのエリートたちが紡ぐ大人のラブストーリーです。本作では、死してなおカリスマ性を発揮するトップエージェント、グリフの秘密が明らかに?