ハーレクイン・シリーズ
キャロラインは4年前のホルヘの言葉をいまだ信じられなかった。“君のことは愛していない。はじめから愛してなどいなかった”たった1通、別れのメールだけをよこして、彼は消えた。以来、妊娠を知らせたくても、娘が生まれたと伝えたくても、すべての手紙は、封を切られることのないまま戻ってきた。だがある日、キャロラインはついに突きとめる。ホルヘが父親の住む異国の地で、診療所を開設したことを。いてもたってもいられず、キャロラインは娘と飛行機に飛び乗った。彼に冷たく拒まれることになろうとは、思いもしなかった。ましてや年老いた彼の父親に、娘のために結婚しろと言われるなんて。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年05月20日
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- 著者
- メレディス・ウェバー
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年05月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22275-6
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- 書籍番号
- I-2275
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モニター
ハーレクインでヒロインをこんなに魅力的に感じたのは初めてです。独特の世界観を持ち、自立して仕事もでき慈悲深いヒロインがとにかく素敵。ヒーローも、その顔が目に浮かぶように描写されていて、お互い同じ思いを抱えながら伝えられないあたりはとてももどかしい気持ちでした。前半は医師としての活動を交えながら二人の思いがえがかれ、後半は二人の愛情のすれ違いに重きがおかれていたので、とっても読みごたえがありました!
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モニター
知的で魅力的なだけでなく、純粋な強さを持つ女医のヒロイン、キャロラインと恋人ホルヘとの引き裂かれた愛の展開は手に汗握る気持ちになり一時も目が離せません。事故にあい体も心も傷つき、主人公から離れたホルヘ。子連れで追いかけるヒロイン。傷つきながらも心の奥底では求めあうように見える二人の愛の行方は。キャロラインの魅力全開の1冊です。
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モニター
心身ともに傷ついたホルヘを、深い愛が癒していく物語です。ホルヘ、キャロライン、2人の心理描写が交互に丁寧に紡がれています。2人のすれ違いが、もどかしくもあり、お互いを思いやる深さが、心に染み入ります。読み終えた後、とても温かな気持ちになれる作品です。
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モニター
キャロラインとホルヘの思い違いの感情や流れがザ・ロマンスという感じでロマンス好きの私には良かったです。
オーストラリアの作家。教師、商店主、旅行代理店など種々の職業を経験したあと、1992年に新たなチャレンジのつもりで作家を志す。2年後にデビューを果たした。現在はロマンスの書き方の講座も持っており、教えることが彼女自身の本を書くうえで大きなプラスになっているという。