ハーレクイン・シリーズ
公爵家の孫娘ながら、華やかな社交界とは無縁のクララは、叔父夫婦の世話になってつましく暮らしている。そんなある日のこと、珍しく訪れた舞踏会で、彼女は悪名高い放蕩者マルホランド卿を目にする。噂どおりのうっとりするような容貌と、莫大な富と肩書き――すべてを備えた彼は、きっとうぬぼれた気取り屋に違いない。思わずクララが批判的な態度をとると、彼は意外にもクララの一家を田舎の領地に招待した。おもしろがって、わたしを誘惑する気なのかもしれない。でもいくら魅力的でも、彼のかもにはならないわ。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年05月05日
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- 著者
- マーガレット・ムーア
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年04月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33163-2
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- 書籍番号
- PHS-63 (初版HS-297)
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モニター
真面目で家族思いなヒロインが、馬鹿にされまいと社交界で必死に立ち振る舞う姿は読んでいて応援できました。最初は反発しあっていたヒーローとの関係も、読み進めていく内にもどかしくなっていきます。この時代の身分差や「こうあるべき」な慣習に縛られる人々の滑稽さも垣間見えてリージェンシーは初めてでしたが楽しく読むことが出来ました。
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モニター
放蕩者と評判のマルホランド卿に惹かれまいとするクララ。クララをお高くとまった中級階級の、かわいいが美しくはない娘と思い込むマルホランド卿。そんな二人の心境の変化や心の葛藤…どんな結末を迎えるのか気になって一気に読んでしまいました。それにしても、 英国一の美男子 の放蕩者…会ってみたいです♪
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モニター
主人公のクララがとても魅力的です。私は気の強い女性は少し苦手だったりするのですが、彼女は「気が強い」というより「芯の強い」女性。そして素直です。相手となるマルホランド卿もきっとそんな彼女だからこそ惹かれ、また自分を出せたのでしょう。心が温かくなりました。
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モニター
ハーレクインさんの本をはじめて読ませて頂きました。表紙の絵柄はとても綺麗で、海外のステキな雰囲気にまず、うっとりしました。本は小さいバッグにも入るサイズです。私は続きがとても気になるタイプで、通勤途中や会社の休憩時間など読みたい時にすぐに読めてとても助かりました。読み進めると海外の世界にすぐ感情移入する事ができ、現実から離れた世界を体験した気分になりました。とても楽しめる作品でしたので、将来発売される関連作品もぜひ読んでみたいと思います。
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モニター
150年前のイギリスを舞台にした話ですが、登場人物の心の動きが細かく描写されているので、2人の気持ちがすんなりと理解できました。すれ違いと心の葛藤にじれったく思いながらも読み進めてしまいました。
中世のイングランドを舞台にした作品で好評を博す。特にハーレクイン・ヒストリカルのミニシリーズ〈戦士に愛を〉では、多くのファンを魅了した。作家になったきっかけは、8歳のとき友人とともに、美しい乙女とハンサムな男性が主人公の物語を作り上げたことだったと振り返る。トロント大学では文学士号を取得。現在、作品数は40を超え、フランス、イタリア、ドイツなど世界中で出版されている。