ハーレクイン・シリーズ
賭博好きの父と気ままな双子の妹がパリへ出かけ、心配していたシャーロットは、悪い知らせを受け取った。父がとあるイギリス人の侯爵との賭に大負けし、借金を返す代わりに妹をさしだす約束をしたというのだ。もし契約を守らなければ父は監獄に連れていかれ、一家は住む家も失って、路頭に迷ってしまう……。ところが侯爵と一度顔を合わせた妹は、高慢で冷酷な彼を嫌い、姿を消してしまった。残されたシャーロットに許される選択肢はただひとつ。妹になりすまして、見知らぬ侯爵に嫁ぐことだけだった。
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年05月05日
-
- 著者
- アン・ヘリス
-
- 訳者
- 長田乃莉子
-
- 定価
- 901円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年04月18日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-33162-5
-
- 書籍番号
- PHS-62
-
モニター
伯爵の元での豪華な暮らしぶりや描写が特に素晴らしく、優雅な気分に浸りながら読めました。素直になれない二人のもどかしい駆け引きに引き込まれて最後までハラハラしながら楽しめます。周囲で巻き起こる困難に、解決の糸口を探す姿は乙女でありながらも聡明さが光ります。対照的に、トラブルの元であるヒロインの妹の奔放すぎる振る舞いにもまた別の視点から魅力を感じてしまいました。長編映画のような重厚な物語の中、二人を取り巻く人々の温かい思いにも心が癒されます。ささやかな愛の重大さを感じる1作です。
-
モニター
ハッピーエンドと分かっていても、ハラハラしたり、ドキドキしたり。切なくなったり、にやけたり。百面相で読めた作品です。
-
モニター
双子の恋愛、というのが、とても興味深いテーマでした。 似た顔を持っていても、性格や好みは違っていて。たとえ、同じルックスであっても、愛し愛される相手はちゃんと選ばれて、愛される、というのがとても伝わってきました。
-
モニター
英国摂政期が舞台。借金を返すかわりに、双子の妹の身代わりのために、ただ純粋に家族を守りたい…という美しい心をもった主人公ロティ。そんなロティにどんどん惹かれていくが本心を上手く表現できないニコラス。二人の恋の行方に一気に引き込まれていきました。
-
モニター
ん? 双子が入れ替わって身代わり結婚? なんだかよくあるお話と最初は思ったけれど、お話にぐいぐいと引き寄せられました。でも二人ともかなりの頑固者! お互いが惹かれあっているのに、すれ違いばかり。読んでいてずっとやきもきして目が離せない。ヒロインと一緒にドキドキ純愛に浸れる一冊です。
-
ひーこ
家族のためといっても、さほど切羽つまった感じはないのに性悪な妹の身代わりになって、しらない相手と結婚を承諾してしまうロティに少々疑問でしたが…相手が魅力的なフレディで、本当によかったと思いました。フレディのロティに対する誤解が取れるまでいらいらさせられました。
イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。