ハーレクイン・シリーズ
インテリアデザイナーのエバに、大きな仕事が舞いこんだ。大企業の副社長マルコス・リオネデスの住むペントハウスの改装だ。噂によれば、彼は興味を覚えた女性を熱心に追いかけるけれど、いったんものにして冷めてしまうと、とたんに残酷になるという。いいえ、噂ではない。エバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかりだ。それもあって、エバは打ち合わせの約束を二度までキャンセルし、傲慢な大富豪にささやかな嫌がらせをして楽しんだ。ところがあるパーティ会場で、エバはマルコスの関心を引いてしまう。自己紹介されたものの、エバはクールな態度で彼をあしらった。やがて仕事で、否応なく顔をつきあわせることになるとは思いもせずに。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年04月20日
-
- 著者
- キャロル・モーティマー
-
- 訳者
- 中村美穂
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年04月04日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12847-8
-
- 書籍番号
- R-2847
-
- ミニシリーズ
- ギリシアからのプロポーズ
-
モニター
強烈に惹かれあっているのに、マルコスが従妹にした仕打ちと、過去の恋愛が原因で素直になれないエバ。二人の恋がどうなるのかドキドキして一気に読んでしまいました。うまくいきそうで、なかなかうまくいかない、二人の駆け引きに夢中になりました。
-
モニター
エバとマルコスの惹かれあいながらも……な展開が、この先はどうなる!? という気持ちにさせてくれる作品でした。キャロル・モーティマー先生の他の作品も読んでみたくなりました。
-
モニター
「ギリシアからのプロポーズ2」となっていますが、いきなりこちらから読んでも大丈夫でした。主人公のエバは結婚に失敗して傷ついた女性。肉感的な体と美しい顔立ちを持ち、仕事で成功していても、恋愛や自分に自信が持てないところがどことなく親近感を抱かせます。そんなエバが、億万長者のマルコスとやり合う言葉の数々が楽しいです。彼の肉体の描写、エバを手に入れるための紳士的な態度、うまくいきそうでいかない二人の様子にドキドキさせられました。
-
モニター
従妹を傷つけた相手に恋してしまうなんて……たまりません。エマの葛藤が伝わってきて苦しかったです。運命の人を見つける大変さがわかります。
-
モニター
プレイボーイのマルコスは鼻持ちならない男。恋愛至上主義でデート・イエス。セックス・イエス。愛や所有・ノーという考え。エバに最初に会った時もそうだった。彼女に感じたのは欲望。永遠の愛ではなかった。そんなマルコスがエバの前では優しい男に変わっていく。最後、ふたりの幸せなやり取りで幕は下りる。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。