ハーレクイン・シリーズ
ベサニーは学生時代、留学中のダタール国王子ラズルと知り合った。エキゾチックで危険な魅力を漂わせるラズルに惹かれ、彼もまたベサニーのことを激しく求めるようになる。しかし二人の育った文化が違いすぎたため、ベサニーは彼を拒み、ラズルもやがて留学期間を終え、国へと戻っていった。あれから2年。ベサニーは仕事でアラブに派遣され、気がつくと、ダタール国の豪華絢爛たる宮殿へいざなわれていた。そして、この出張がラズルの用意した罠だったと知らされる。ラズルは怖いほど端整な顔に不敵な笑みを浮かべ、告げた。僕のハーレムで君に女の悦びを教えてやろう、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年04月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 山ノ内文枝
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年04月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42029-9
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- 書籍番号
- PB-129 (初版R-1354)
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モニター
一途に、情熱的にヒロインを求める力強いヒーローの切なくて、燃える様なお話です。愛に脅え、信じることの出来ないベサニーの殻を、ドカドカ、ドンドン壊していくラズル。傲慢に、強引に。なかなか愛を返してもらえないラズルが、お気の毒に思えるほど。切なくてじれったい話に、どんどん引き込まれてしまいました。
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モニター
愛しているのに素直になれない主人公が投げかける言葉に胸が切なくなりました。王子はとても紳士的でまっすぐな愛情を伝えているところが素敵! でも、ちょっとした言葉からお互い誤解して、その誤解で悪循環になるあたりは、現実も同じかも……。ラストには「クスッ」と笑わされるエピソードも。注目です。
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モニター
囚われた王宮での燃えるようなスリリングなロマンスに、かつてなくときめきを感じ最後まで一息に読んでしまいました。主人公べサニーは美女だけど知性に囚われ過ぎて自分の熱い感情をストレートに打ち明けられません。魅力的すぎる砂漠の王子様は、べサニーの真意が分からず思い込みから彼女を翻弄します二人の恋の行方は? 読んでいるうちに、灼熱の太陽で焼かれるようにジリジリしました。こんなに激しい愛が存在するなら、べサニーになってみたいと思いました。
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モニター
ベサニーとラズルの恋は、透明なグラスのように繊細だと思った。国の違いや身分の違いを乗り越えてそれでも辿り着いた愛。生きて行く上で仕事はもちろん大事だけれど、ベサニーは今、やっと本当の生きる意味を身体で感じ取ったのではないだろうか。仕事にまっすぐな女性に是非読んで欲しいと思う。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。