ハーレクイン・シリーズ
助産師のカルメンは、元夫が残した借金を返済するため、休みなしのシフトで激務をこなす毎日を送っていた。そんなある日、ザファルという謎めいた見舞い客が訪れる。先日カルメンが担当した産婦ファディアの従兄だそうだが、眉の下に光る黒い瞳とセクシーな唇が、いかにも男らしい。胸の高鳴りを押し隠すカルメンに、ザファルは意外な申し出をした。実はファディアは砂漠の国ザンドローの王女なのだが、彼女と生後まもない赤ん坊の帰国に同行してくれないか、と。同意すれば、借金をそっくり返せるほどの謝礼をはずむという。カルメンの心は揺れた。金額ではなく、魅力的なシークの誘いに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年04月20日
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- 著者
- フィオナ・マッカーサー
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年04月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22272-5
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- 書籍番号
- I-2272
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モニター
魅かれ合いながらも悩む二人の心情が丁寧に描写されており、自然と感情移入してヤキモキしてしまいます。この二人に幸せになって欲しい! と思わずにはいられない魅力的なキャラクターです。砂漠の王国という舞台を活かし、異国情緒溢れるシーンやスリル満点なシーンもあって見どころは盛りだくさんでした。砂漠の王子との恋というロマンチックなテーマですが、おとぎ話に終わるのではなく大人のラブストーリーとしても楽しめました。
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モニター
あっという間に読んでしまいました。シークやメディカルものが好きな私にとってはとても好きな感じでした。シークでもあり医師でもあるヒーローに、とても頼もしさを感じました。
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モニター
久しぶりにこのような恋愛小説を読んで、とても心が熱くなりました。ザファルがカルメンを迎えに行くやりとりに本当に胸が高鳴りましたし、どうなってしまうんだろうかというハラハラドキドキ感がありました。私のように育児に追われていて、普段このような熱い想いをすることもあまりない人や、恋愛ドラマなどに少し飽きてしまった人などにオススメです。内容がとてもおもしろいし、読みやすいので、結構すんなり読めますし、内容も受け入れやすいので、頭にスッと入ってきます。少々現実逃避ができますし、読んだ後はとても気分が良く、後味のいい作品だと思います。
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モニター
砂漠の王子様とオーストラリアの助産師。ありえないような組み合わせですが、出会いの設定に無理がなく、二人がなぜ惹かれ合うのか素直に納得がいきました。それに、助産師がヒロインのロマンスを読んだのは初めて。ハーレクインロマンス、次々と新しいジャンルを開拓していますね(笑)。なぜだか、読んだ後に温かい気持ちになれるロマンスでした。
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モニター
「ここは君たちの国とは違う。僕は特権階級だ。ここでは僕の言葉が法なんだ」――住む世界が全く違う人との恋は切ない。というより 難しい、と思っていました。だからこそ、砂漠の国の王子と助産師カルメンとの恋がハッピーエンドを迎える事ができて、本当に嬉しかったです。つまり、難しい恋なんて無い! 運命の人に出会ってしまったらジタバタしても無駄。自分を信じてその気持ちを大切にしていれば、運命の王子様が絶対に幸せにしてくれるという事です!
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モニター
魅力的で謎めいた砂漠の国王ザファルと、元夫の借金の返済の為、激務をこなす助産師カルメン。惹かれあいながらも、境遇の違いから反発しあう二人の恋の行方に最後迄ドキドキさせられました。また、ロマンスだけでなく、砂漠の国ザンドローの跡継ぎ問題もからめたスリリングな要素も含んでいて話の展開が速く、息つく暇もなく一気に読み終えてしまい、とても爽快な気分になりました。現実逃避し、ドキドキ感を希望の方、お勧めの一冊です!!
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モニター
シークと助産師という身分の差がありながら、言葉の掛け合いがテンポよくてすごく読みやすい作品だと思います。ただ二人には前の結婚というトラウマの上に作品が成り立っているのにその背景がぼんやりしすぎて読み進める間にも疑問に感じました。あとユースフにしても年齢不詳の仮面の下にカルメンへの好意を隠しているのかと疑ってしまったりタク王子とファディア王女がどうなったのか気になりました。
オーストラリア出身の作家。助産師がヒロインのメディカルロマンスを描くことを得意とする。自身もベテランの助産師で、その20年以上のキャリアを生かしたノンフィクションも執筆しているが、小説を書く前の取材旅行が何より楽しいという。