ハーレクイン・シリーズ
政略結婚が決まっていた隣国のシークが急死し、王女アンバーはその弟と結婚することになった。ところがすでに恋人のいた彼はそれを拒み、失踪してしまう。不名誉な噂はまたたく間に広まり、アンバーは打ちひしがれた。だから、兄弟の中で最も文武両道に長けているという3番目の弟ハールーンが結婚を受け入れたと聞いても、心が晴れることはなかった――実際に本人を目にするまでは。彼は兄弟の誰よりもハンサムで、たくましく、魅力的だったのだ。運命のいたずらに戸惑いながらも、アンバーは期待に胸を震わせる。だが婚礼の夜、彼女を待っていたのは想像もしない屈辱だった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年04月05日
-
- 著者
- メリッサ・ジェイムズ
-
- 訳者
- 外山恵理
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2013年03月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22269-5
-
- 書籍番号
- I-2269
-
モニター
アンバーとハールーンの素敵な恋の物語。お互いを意識して求め合いたいのに意地や勘違いで、なかなか前に進まない。もどかしさを感じながらも最後には、お互いの気持ちを激しいほどの感情でぶつけ合い・求め合い、ハラハラ・ドキドキを読み手に感じさせる内容でした。この本を読んでいる間は、私自身も甘酸っぱい恋のトキメキを感じながら魔法にかかったようでした。
この素敵なトキメキを是非、感じてほしいです。 -
モニター
久しぶりにハーレクイン・シリーズを読みましたけど一気に読んじゃいました、面白かったです!! ハールーンとアンバーの誤解が解ける場面なんか良かったし、ハールーンの男気にちょっと感動しました。
-
モニター
ヒーローもヒロインも内に秘めた情熱を持ちながらも素直になれないもどかしさに、ハラハラドキドキしました。それぞれが持つ大きな使命に翻弄され、ミステリアスな出来事もありつつ、お互いが理解しあう過程が良かったです。ヒーローの長年の思いを代弁するヒロインがとにかく素敵! おススメです。
-
モニター
主人公である王女アンバーはまだ19才という若さで政略結婚の駒となり、その結婚は波乱続きの末、思ってもみなかった兄弟の三男ハールーンと執り行われることに。若さゆえに互いに空回りし、苦悩と怒りと異性への欲望、それから不器用ゆえに示せずにいた思いやりがようやく通じ合う過程は、ドラマティックで微笑ましく、丁寧に描かれています。二人のどうしようもない誤解にはハラハラしつつも最後には読んでいるほうも幸せな気持ちで満たされる作品です。
-
モニター
異国のシークだからこそ、すれ違う二人の思い。ハラハラドキドキする場面が続き……最後の最後まで、すれ違いそうになる二人……いつしか、砂漠に沈む夕日の中にいるような気分になります。
-
モニター
王子と王女という境遇からか、なかなか本心を伝えられないヒーローとヒロイン。両者の視点で心情が語られるので切なくてやきもきしてしまいます。それだけに二人の思いが通じた時の感動もひとしおでした。寡黙な夫と冷たい妻という仮面がはがれ、晴れて本当の夫婦になった二人がそれまでの反動のように情熱的に愛をかわす姿は胸をうつものがあります。最後まで楽しく読めました。
-
モニター
アンバーとハールーンの想いのすれ違いに心が締め付けられそうでした。お互いこのままなのか? ハールーンの心の広さに魅了されながら、一気に作品に引き込まれ読んでしまいました。
3人の子どもの母親で、毎朝夫とともに地元の海岸で水泳とウォーキングを欠かさないというスポーツウーマン。看護師、ウエイトレス、チョコレート販売員などさまざまな職業を経て作家となる。映画『ダンシング・ヒーロー』に出てきた台詞、“恐れを抱いて生きる人間は、人生を半分しか楽しめない”をいつも心に留め、生活を楽しむことを心がけているという。オーストラリアのニューサウスウェールズ州在住。