ハーレクイン・シリーズ
妹の結婚式で、ローレルはミステリアスな男性に出会った。黒い瞳と髪を持つ中東ディヤファのシーク、ラーキンだ。ローレルは堅実すぎる平凡な人生を変えたくて、衝動的に彼の誘いに乗り、ラスベガスへ向かう。そこでラーキンが口にしたのは、思いもよらない言葉だった。「ぼくと結婚してくれないか? ただし、ビジネスとして」愛はなくても、彼となら幸福で満たされた日々が送れるかもしれない。結婚指輪を受けとり、ローレルは情熱の赴くまま彼と体を重ねた。ディヤファでの歓待、砂漠へのハネムーン。やがて彼女は気づく。いつしかラーキンを――偽りの夫を愛してしまったことに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年04月05日
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- 著者
- テッサ・ラドリー
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- 訳者
- 雨宮幸子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年03月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51558-2
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- 書籍番号
- D-1558
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- ミニシリーズ
- 狂熱の恋人たち
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モニター
出会ってから結婚するまで(契約結婚なのですが)がとってもゴージャスで、ラスベガスでの楽しいバカンスなど、うっとりするような描写が続きました。お互いぴったりと寄り添うような相手なのに、プライドやらなにやらが邪魔をしてなかなかじれったいのですが、だんだん惹かれあう様がじわじわと来るので最後まで一気に読んじゃいました。
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モニター
保守的なヒロインがヒーローとの出逢いによって、少しずつ解き放たれていくのが良かったです。お互いビジネスライクな関係で結婚したのに、愛する気持ちに気づいてからのすれ違いはもどかしくて切なかったです。
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モニター
お互い一目惚れなのに、なかなかあと一歩で本心を伝えられない……。「頑張って!」と応援しつつ読みました。子供のような冒険も、大人の冒険も楽しめる一冊です。
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モニター
男と女というものは違うものだな、とつくづく思いました。好きになればなるほど昇りつめていく女性と、好きになればなるほど、どこか冷静になっていく男性の姿がとても上手く書かれていました。申し分のない相手に、ハッピーエンドで終わりそうなのに、自分の生い立ちゆえに不安を抱えたり、男性の繊細さもとても良かったです。私も「人生を楽しむためのリスト」を作ってみたいと思いました。
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モニター
富裕層の話で、私のような一般庶民には共感できない部分が多いかな……と思いながら読み始めましたが全然そんなことはなく、夢中になって読みすすめていました。ビジネスのために結婚したはずが、お互いひかれあい、すれ違う心……。互いの本心を知るのが怖く、しかしお互いを欲しくてしょうがない……。最後、ハッピーエンドで本当に良かった! と思いました。
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モニター
人生に疑問を抱いた主人公は自分を変える為の一歩として心の中に作った“人生を楽しむ為のリスト”を胸に、堅実で平凡な人生とは違う道を歩き出し、そこで新たな恋に堕ちる……それが彼女の人生をどう変えていくか……読む人にも勇気とほんの少しの希望を与えるロマンスです。
旅と読書を何よりも愛しているという。幼いころからファンタジーやミステリー、ロマンスを読みふけっては空想の旅をしていた。英文学と法律の学位取得後、法律事務所に勤務するも、オーストラリアへの家族旅行をきっかけに執筆活動に転向することを決意。旅がすべてのインスピレーションと語る。