ハーレクイン・シリーズ
ハッピーエンドは永遠に
困りきっている彼をこのまま放ってはおけない。
どうか少しでもなにかわかりますように。シェルビーは必死に祈りつつ、玄関ベルを鳴らした。自分を捨てた産みの母親の家かもしれないと聞きはるばる車を走らせてきたのだ。ドアが開くとそこには小さな男の子と女の子、それに信じられないほどハンサムな男性グレイがいた。兄夫婦がいないあいだ双子の甥と姪の世話をしているという。しかしどうやら彼は子どもの扱いになれていないらしい。「帰らないで。どうしたらいいかわからないんだ」そんな彼の頼みを断れる強さがシェルビーにはなかった。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年05月20日
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- 著者
- ジョー・リー
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- 訳者
- 庭植奈穂子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51303-8
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- 書籍番号
- D-1303
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長年にわたり二十世紀フォックス映画会社、CBSやNBCなどのネットワーク局で働き、脚本家としても五十作以上の作品にかかわってきたという経歴の持ち主。映画やテレビドラマの仕事をしながら書いた初めてのロマンス小説が、ロマンティックタイムズ誌のベスト・ファースト・ブック部門に入賞。「華やかな業界で働くよりもロマンス小説を書くほうが好きだ」と気づき、それまでのキャリアを捨てて小説家となった。以来、講演活動や創作指導なども行う多忙な毎日の中で、数々のラブストーリーを生み出している。