ハーレクイン・シリーズ
「盗んだ2万ポンドの代償として週末を一緒に過ごしてもらう」エリンは、かつての恋人クリストの言葉に大きなショックを受けた。彼の経営するホテルで働き、激しく愛し合った日々がよみがえる。クリストは、エリンが今勤めるホテルを買収するために来ながら、会うなり、彼女が犯した罪の証拠があると言って脅しをかけてきた。週末をともに過ごせば、黙っていてやると……。証拠の書類は、エリンの昔の部下が罪をなすりつけるために作った不正なものと思えたが、今となっては反論もむずかしかった。エリンは彼との別れのとき、どうしても伝えられなかった言葉を胸に、いまだ消せない思いを抱えたまま、彼とイタリアへ旅立った。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年03月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 森島小百合
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年03月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12836-2
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- 書籍番号
- R-2836
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モニター
ヒロインの言い分を一切聞かないヒーロー、冷たい割にはすぐにだまされてヒロインを貶めるウソはすぐに信じてしまう……。そして、底抜けにお人よしのヒロイン。息子のためにヒロインを陥れようとする義母。これだけの個性的な登場人物がいて最後は期待通りの展開になってくれて安心して読めました。登場人物が個性的なのでテンポが良くてサクサクと読めます。
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モニター
傲慢で冷酷なクリスト。ヒロインの健気さに胸が痛みます。本当はお互いに惹かれあい愛し合っているのに、二人の知らないところで邪魔が入ったり誤解しあったり。おもわずヒロインに感情移入し、切なくなってしまいました。どきどきしましたが、読後はホッとしました。読み応え十分な作品です。
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モニター
大好きな作家の新作です。ギリシャ人実業家との愛が丁寧に書かれています。ヒロインも女性として自立しているものの自分に自信がなく、ヒーローと付き合うようになって素敵な女性に変身するのですが……運命のいたずらによって二人は別々の道に。数年後の思いがけない再会からのストーリーは物語の中に入り込んで読んでしまいました。さすがリン・グレアム。2度読みましたが、今でも余韻に浸っています。
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モニター
女は幸せになるために生まれてきたのよ! と思った。苦労した分だけ幸せがある。
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モニター
見た目よし、行動も洗練されていて女性の扱いが上手なヒーローでも、精神的に成熟しているわけではないのですよね。ヒロインを憎みながらも思い続けた3年と再会してからの日々は、ヒーローを成長させるために必要な年月だったのですねぇ。同じようにヒロインにも3年という月日があったからこそ、真実を見極め慈愛をもって心を開くことが出来たのかと思います。でもやっぱり大人になりきれてないヒーローの行動は許せないところがあるなぁ。
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モニター
大富豪のクリストは、かつての恋人エリンが罪を犯したと思い別れた。再会した二人の情熱あふれるストーリーでした。お互いに自分の意志を貫くので「言い争いになる」⇒「なだめる」が楽しめました。とても幸せ感じる面白い本でした。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。