ハーレクイン・シリーズ
エマはある日、社長のザカリアスに呼ばれ、彼のオフィスに赴いた。ザカリアスは仲のいい友人の兄だが、普段は直接口をきくこともあまりない。いったいなんの用かしら? だが、ザカリアスの口から出た言葉に全身が凍りついた。エマの過去に不信感を持つ彼は、彼女を弟から引き離すため、ニューヨークへの出向を命じるというのだ。なんて横暴なの! 前夫との形ばかりの結婚から受けた傷を乗り越え、インテリアデザイナーとして少しずつ前進しているところだというのに。憤慨したものの、命令に逆らうことなどできず、現地に赴いたエマは唖然とした――ザカリアスが待っていたからだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年03月05日
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- 著者
- シャロン・ケンドリック
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年02月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12830-0
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- 書籍番号
- R-2830
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モニター
まさにタイトルのごとし。ひと目会った時からお互いを激しく意識してしまう2人のジェットコースターのような恋模様です。ギリシア人ヒーローは傲慢さが魅力でもありますが、このザックも男らしさが匂い立つような押しの強い傲慢なお人です。エマを愛し始めていることになかなか気付かなくて、身体だけ……などなどいろいろしかつめらしく理由を考えているところが、かわいくて笑えます。しかし正直で誠実な人でもあります。エマを失いかけてから後半の謙虚な巻き返しは、心を打たれます。謙虚さは人の心の糧として必要、この言葉は名言かと思います。こういう男性に愛され抜かれたら幸せですね。
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モニター
あっという間に読み終えて、その後も時々ページをめくっています。街の情景も目前に感じられて楽しく、タイトルも原題より好きです。強くあろうとするけなげなヒロインに恋するヒーロー、彼女の前ではまるで少年のよう。苦い過去に飲まれず凛とたたずむ彼女は美しく、彼もまた過去を鑑みる強い自分でありたいだけなのにヒロインのそれとは異なる様がいじらしいです。この本に出逢えてよかったです。モニターをさせて頂けたことに感謝します。
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モニター
ヒーローが弟とヒロインの仲を誤解したことが二人の出会いのきっかけでした。惹かれ合う様子にドキドキしたり、じれったくなったり。育ってきた環境や状況から心のままに行動することが出来ない二人が歯がゆくて……。そのせいか自分の心を守ろうとして大切な人を遠ざけてしまったヒーローがヒロインに心をささげるシーンにはジーンときました。所々に出てくるホテルのインテリアやヒロインのスタイル、ネイルの描写も印象的で読んでいて鮮やかに目に浮かんできます。最後には心が温かくなる作品でした。おススメです!
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モニター
結婚に失敗して仕事を生きがいにしている女性が、恋をしてはいけない人に恋心を抱いてしまった。その男性はさらに悪いことに、女性不信に陥っているのだけれど、なぜかヒロインに惹かれていく。結末はどうなるのか、ハラハラしながら読める本です。
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モニター
まさにギリシア人ヒーローの王道! とも言える話です! ヒーローは情熱的で、傲慢で……でもとても繊細なところに惹かれます。 ヒロイン、エマの過去に立ち向かう凛とした強さと、ザックの魅力に揺れる女心がせつなく、最後のハッピーエンドではエマと共に嵐の後の爽快感のような感じが味わえると思います!
英国のウエストロンドンに生まれ、ウィンチェスターに在住。11歳からお話作りを始め、現在まで一度もやめたことはない。アップテンポで心地よい物語、読者の心をぎゅっとつかむセクシーなヒーローを描きたいという。創作以外では、音楽鑑賞、読書、料理と食べることが趣味。娘と息子の母でもある。