ハーレクイン・シリーズ
何度目かの手術が成功し、ついにデヴォンは歩けるようになった。そんな喜びも束の間、彼女は恐ろしい事実を知る。莫大な手術費用を捻出するため、父が会社の金を横領していたのだ。解雇された父を救おうと、デヴォンは社長のグラントに懇願した。「わたしのために罪を犯した父を、どうか告訴しないでください」脚が不自由だったと知らないグラントは手術のことなど信じず、デヴォンを贅沢好きの放蕩娘と決めつけると、屈辱的な申し出をした。「ぼくがきみに飽きるまでそばにいるなら、考え直してもいい」だが初めての夜、震えるデヴォンを強引に引き寄せたグラントは、彼女の腰に走るまだ新しい傷跡を見つけ、息をのんだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年03月05日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 富永佐知子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年02月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22265-7
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- 書籍番号
- I-2265
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モニター
さすがシリーズ担当編集者さんのイチオシでした。期待を裏切らない内容で1日中時間も忘れて読み耽ってました。登場人物それぞれの気持ちになって何度も読み返し、また新たな発見があったりと、とにかく飽きません。読んで損はありませんよ!
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モニター
21歳と若い主人公デヴォンの苦悩がとてもわかりやすく描写され、せめてもの強がりもウンウンと頷き応援したくなります。社長グラントともお互い素直になれず、期待と裏切りが何度も波のように訪れ息をのみました。優しい父との親子愛も羨ましいほど、しかしそのせいで悩むこととなるデヴォンにもどかしさを感じさせ、最後まで一気に読ませる作品です。
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モニター
面白かったです。一気に読んでしまいました。見どころはヒロインの未熟だけどがんばろうとするところです。
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モニター
素直すぎるヒロインと傲慢なヒーローというよくある話のようですが、ヒロインにもうちょっと優しくしてあげてよっとヒーローに突っ込みながら読みました。でもこのヒーロー好きです。
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モニター
事故による障害で、人との関わりを避けていたヒロインが、ヒーローの気持ちを汲み取れずにヒーローにいろいろ試みたり、ヒーローの一挙手一投足に振り回されるところがとてもいじらしかったです。ヒーローもまたそんなヒロインを愛おしく思い、手術後のヒロインの容態を見守っていく姿勢は、成熟した大人の男性を思わせ、物語に引き込まれました。
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モニター
事故で不自由になった娘の足の手術費用を横領してしまう父親。父親を救おうとするヒロイン。ぶっきらぼうなヒーロー。ヒロインと過ごすうちにヒーローが少しずつ変わっていきます。お互い惹かれあっていくところにキュンとしました。
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。