ハーレクイン・シリーズ
見知らぬ土地でひとり働くマリリーは、ときおり店を訪れるハンサムなジャスティンにひそかに憧れていた。資産家の彼は手の届かない人だけれど、向けられる笑みはいつも優しい……。そんなある日、町を吹雪が襲い、道路が封鎖されてしまう。足止めを食って困り果てているジャスティンに、彼女は気づくと自宅に泊まるように申し出ていた。
ある朝、出勤しようと玄関のドアを開けたタジーは仰天した。戸口にとんでもない贈り物――かわいらしい小さな子猫が置かれていたのだ。おかげで職場に遅刻してしまい、上司のロスにその話をすると、今日はバレンタインデーだと言われた。いったい、誰からのプレゼントなの? 首をひねるタジーのもとへ、さらに続々と贈り物が届いて……。
2年前の新婚当時、イザベルは夫ルイスに浮気を疑われ、打ちのめされて捨てられた。それでもまだ夫を忘れられない彼女の前に、今やマドリガロ公国公爵家跡継ぎとなったルイスが現れ、過去のことは忘れてやり直そうと提案してきた。とまどいつつも、イザベルは愛の復活を信じて胸をときめかせる。ルイスの真意が別にあることも知らずに。
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- 頁数
- 352頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年02月05日
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- 定価
- 1,026円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年01月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74263-6
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- 書籍番号
- WVB-3
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モニター
話すべてがロマンチックで、読み進めるごとに胸がドキドキと高鳴りました。自分が主人公になったような気分で読めます。3人の作者による3話が収録されているので、分厚いのですが、面白いのであっという間に読めます。読み返してもまた別の発見があり、飽きない一冊になってると思います。恋愛っていいな、結婚って素敵だなぁと強く思える作品ばかりでした。
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モニター
三つの話が一冊の本に入っています。私のお気に入りは、シャロン・サラの『花嫁の困惑』です。ヒロインがどんな困難にもめげずに、義母の意地悪にも負けず立ち向かっていく生き方に感動しました。読み終わった後にほのぼのした気持ちになりました。
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モニター
大好きな作家さんたちの作品が一度に読めるのはすごくうれしいです。特に『花嫁の困惑』でヒーローがある台詞をヒロインに言いますが、それを実行するヒーローが素晴らしいです。
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モニター
分厚くボリュームがあると思ったら、3つの異なるストーリー。色とりどりのロマンスとあるだけに、それぞれ違った色があり、誰でも自分の好みを見つけることが出来るような一冊です。一話ずつ、時間を置いてゆっくり読みました。どんな女性も憧れる夢の境遇、好きな人ともしこうなったら……と想像するだけでときめきます。男性との考え方の違いや感じ方の違いもわかり、恋愛の指南書となりそうです。
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モニター
『花嫁の困惑』/何があっても 負けずに進んでいく強い女性の戦いっぷりが痛快だった。最後は主人公にとって一番良い結末だったと思います。『奇跡に満ちた1日』/実はプレゼントの送り主が……。気付かないヒロインと必死の送り主のやり取りがおもしろかった。『不機嫌な公爵』/ヒロインと公爵の破局、その後復活。真意がわかりにくかったですが最後は、一件落着でした。
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モニター
3作ともストーリーに引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。3作も読めるのでお得感満載です。1作目は、常にヒロインの味方でいてくれるヒーローの優しさ。2作目は、バレンタインデーに届くたくさんの贈り主不明のプレゼントへのとまどいや、好きな人に誤解しないでほしいと思うヒロインの心の描写、3作目は、ヒーローの誤解がとけていく過程。どの作品もハッピー感満載です。
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モニター
『花嫁の困惑』/憧れの人が雪で立ち往生していて泊まる所が無くて困ってると、ヒロインが大胆にも家に泊めて深い仲になってしまう。ヒロインを守るヒーローがおすすめです。『奇跡に満ちた一日』/バレンタインに匿名の人からプレゼントが次々と送られてくる夢のようなお話。ヒーローが彼女を喜ばせようとしているのに、全く気づかない鈍感なヒロイン。空回りする二人は見ものです。 『不機嫌な侯爵』/奥さんが浮気したと勘違いしたヒーローは奥さんの話も聞かずに追い出してしまう。ヒロインの苦悩とヒーローの横暴さも見ものです。3つの作品が読めてお得です。
強く気高い正義のヒーローを好んで描き、読者のみならず、編集者や作家仲間からも絶大な賞賛を得る実力派作家。“愛も含め、持つ者は与えなければならない。与えれば100倍になって返ってくる”が信条。ダイナ・マコール名義の著書も多い。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。
イングランド中部ノッティンガムシャーの生まれだが、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育った。ウェールズの大学、大学院に学び、ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得した。最愛の夫とは学生時代に知り合う。児童館の司書から出発し、息子の誕生ののち、作家活動を開始した。刺繍や編み物が趣味。