ハーレクイン・シリーズ
なんという悪夢。これは故人の悪意に満ちたたくらみだわ。シエナはイタリアで、アンドレアスの父親の葬儀に参列した。帰りがけ、彼女は弁護士から、遺言の開示に立ち会うよう求められる。翌日、一族の前で読みあげられた書状には衝撃的な内容が記されていた。長らく家を離れていたアンドレアスが父親の遺産を手にするためには、元使用人の娘であるシエナとの結婚が絶対条件だというのだ。かつてアンドレアスに対して、決して許されない罪を犯した私と? あの夜以来、彼は家を飛び出し、両親の最期を看取ることもなかった。アンドレアスは今も私を許してはいないはず。だがさらに憎まれるとしても、シエナにほかの選択肢はなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年01月05日
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- 著者
- メラニー・ミルバーン
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- 訳者
- 結城玲子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年12月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12812-6
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- 書籍番号
- R-2812
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- ミニシリーズ
- スキャンダラスな姉妹
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モニター
アンドレアスもシエナもお互いのプライドや意地の張り合いで、自分の気持ちを素直に表すことができないのに、いつも相手を意識し、強烈に惹かれあうところがいじらしかったです。アンドレアスがプライドよりも自分の本当の気持ちを優先するところを読んで、素直な気持ちを相手に伝えることは大事だなと思いました。
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モニター
二人の言葉の掛け合いが面白くて一気に読み進みました。
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モニター
ヒーローの父の遺言で6カ月間結婚することになった二人。憎しみ合いながらも惹かれていく。パーティーガールの振りをするヒロインのけなげなところも見どころです。ポイントは犬です。前作と合わせて見るのがおすすめです。
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モニター
とても良くできていて感動しました。あらすじで読んだイメージ以上の濃厚さで、少しずつ明かされる過去や心の闇、運命・義務・葛藤、あらゆるものが満載のストーリーでした。自分が主人公シエナになったように誘惑と理性で悩まされ、期待通りにはいかないところがまたおもしろいです。豊かな自然の描写や、女性なら誰もが憧れる舞台に引き込まれます。
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モニター
読み進めるごとにハラハラ、ドキドキが加速していきます。お互いの気持ちに偽りを抱えての結婚はもどかしく、胸を締め付けられました。好きな人がいるけど素直になれない、自分の気持ちに正直になれない人は特に共感できること間違いありません。人を好きになる素晴らしさと幸せを感じる素敵な作品だと思います。
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モニター
登場人物がとても魅力的で、あっというまに読み進みました。ドキドキしたり、あれ~?と思ったり忙しかったですが、主人公に感情移入できる素敵な作品でした。
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モニター
あまり恵まれていない子供時代の影響で、自分を守るために悪女の仮面をつけているヒロインですが、本当は繊細で傷つきやすい心の持ち主です。ヒーローはそんなヒロインを、誤解しているので辛辣な言葉を投げかけます。本当の姿に気づいてあげて!!って思わず叫びそうになりながら、一気に読んでしまいました。
シドニー郊外生まれ。17歳のときにはじめてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。2度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に2人の息子がいる。